小名浜港に今年初のカツオ水揚げ 今年も小名浜のカツオはうまい

2018-5-30
海と日本PROJECT in ふくしま

 

みなさんこんにちは、海と日本プロジェクト in ふくしま、専任事務局員の小松です。

来ました来ました! 小名浜港に夏の味覚「カツオ」が初水揚げされました。カツオは、福島県民(特に沿岸の浜通り地区)では、夏の食卓に欠かすことのできない食材だけに、関係者の皆さんの喜びもひとしお。久しぶりの活況に湧いた小名浜港をレポートします。

今朝小名浜港に水揚げされたのは、地元いわき市小名浜漁港の巻き網船「第三十三寿和丸(すわまる)」が千葉県の犬吠埼沖で漁獲したカツオ、およそ1トンです。朝7時半。船から引き上げられたカツオが続々と水揚げされました。関係者によると、カツオは少し小型ものが多いものの、鮮度や脂のノリは充分とのこと。

カツオは、広く日本国内の太平洋側で水揚げされる回遊魚です。高知や静岡の焼津、千葉や三陸などが産地としては有名ですが、福島県南部の小名浜港もカツオの水揚げ港として知られ、市民1人あたりの消費額は、高知市に次いで全国2位というデータがあるほど、福島県民にとってカツオは欠かせない食材です。郷土料理もたくさん存在しています。

 

これが水揚げされないと夏が始まらない

  1. 丸まると太ったカツオたちが次々に水揚げ。
  2. 地元の船による水揚げだけに喜びもひとしおです。
  3. さて、どのようにして食べるか。

 

水揚げの取材をしていると、なんと船の方から「1本持っていけ」とお裾分けを頂いたので、すぐさま家に持ち帰り、早速捌きました。魚を捌けないようでは、海と日本プロジェクト in ふくしまの「専任事務局員」の役は務まりません。カツオもちゃんと自分で捌きます。

出刃包丁を入れると、すっと包丁が入っていきます。まずは三枚におろし、骨を丁寧に取り除きながらサクに切り分け、1本は刺身、1本は炙りで頂きました。皮のそばには適度な脂が乗り、カツオ本来の旨味が凝縮しています。安心のおいしさ。夏の到来を、舌が感じます。

いわき市では、カツオの刺身は「ニンニク醤油」がメジャーです。ニンニクの旨味がカツオの旨味と相まって、口の中で何とも言えない旨味が爆発します。タタキのほうはポン酢で。今度は、さっぱりとした風味が楽しめます。刺身とタタキ。永遠に食べられるような旨さでした。

 

自分で捌けると「楽しみ方」が広がります

  1. 美しい身の色。鮮度抜群なのでどう調理してもうまい。
  2. ニンニク醤油で頂く刺身はとにかく至極。
  3. 炙ってタタキにしたら、薬味を乗せてさっぱりと。

 

あたり前のことですが、こうして「旬」の味が楽しめるのは、そこにカツオがいて、カツオを獲ってきてくれる漁師がいるから。当たり前に食べられるものにも、多くの人たちの仕事が関わっており、その一番の根源には「自然」があります。私たちは、たまたま自然が生み出したその恵みを分けてもらっているに過ぎません。

食は、自然と私たちをつなげてくれる、シンプルで強い「媒介」です。カツオを食べると地元の海が思い浮かび、何とも言えない愛着が生まれます。しかし、その愛着は、今すぐに生まれるものではありません。何年も繰り返すからこそ、自分の生活と地続きのものになるのでしょう。

その意味で、この「海と日本プロジェクト」のような取り組みも、息長く活動を続け、様々なチャンネルを駆使し、じわじわと関係づくりを図りながら、海と人の暮らしを近づけるための活動や情報発信をしていかなければならないなと、改めて感じます。

勝って兜の緒を締めろ、ではありませんが、カツオ(勝男)だけに、地元のおいしいカツオを食べると、兜の緒を締めるというか、何となく背筋が伸びるような気がしますね。海への素直な感謝の思いと同時に、ごちそうさまでしたという言葉が出てきます。次の水揚げが、また楽しみです!

(専任事務局員:小松)

 

イベント名小名浜港カツオ初水揚げ
日程2018年5月30日(水)
場所いわき市小名浜漁港

関連記事

関連リンク

ページ上部へ戻る