底引き網漁再開！　小名浜港にカツオが水揚げ

2021-9-16

みなさん、こんにちは。海と日本プロジェクト in ふくしまレポーターの松井です。

いわき市では、7月8月と、底引き網漁は禁漁期間でしたが、９月１日から操業を再開しました。待ちに待った底引き網漁の再開。三陸の方ではサンマの水揚げも始まっているそうで、今から楽しみですね。

本日も、小名浜港で朝の7時からカツオの水揚げが行われるとのことなので、水揚げの様子を見に行ってきました。以前に水揚げの様子を見学させていただいた時と変わらず、小名浜港は漁業関係者の方の威勢のいい声が響き渡り、活気に溢れていました。

今回の水揚げは、12トンとそんなに量は多くないものの、近海で獲れた鮮度が良いカツオだったようです。

今が旬の戻りガツオが水揚げ

茨城県・大津港の海栄丸による水揚げです
漁船からどんどんとカツオが水揚げされていきます
こちらのカツオは70センチ超えの大きめサイズ

今の季節、カツオは2度目の旬を迎えているそうです。4月から6月頃にかけて、黒潮にのって太平洋岸を北上するカツオが初ガツオ。秋に水温が低くなってくるに伴い、三陸あたりの海から関東以南へ南下してくるかつおが戻りガツオです。脂が少なくさっぱりした味わいが特徴の初ガツオに比べ、餌をたっぷり食べて肥えた戻りガツオは脂がたっぷりと乗っていて、もっちりとした食感が特徴なんだそうです。その脂乗りからトロガツオともよばれるんだとか。

私もいわきに来てから、カツオを口にする機会が増えました。トロガツオと呼ばれるほど脂がのったカツオはどんなものなのか、食べるのが楽しみです。今が旬の戻りガツオ、ぜひみなさんも味わい尽くしてください。

海プロ in ふくしま　レポーター：松井武郎