レポート
2024.10.22

秋の真夏日に過ごす海がサイコーだった!〜海なし県出身の海の楽しみ方編〜

 

みなさん、こんにちは! 海と日本プロジェクト in ふくしま、レポーターの染矢です。

秋の真夏日に訪れた、岩間海岸。前回は見どころをお送りしましたが、後編は「海なし県出身の海の楽しみ方」をお送りします。

 

全身で海と戯れる

  1. 今回拾った貝殻。色や形に個性があっておもしろい
  2. ゆるやかな坂もありいい運動になる防災緑地
  3. 断崖まで続く遊歩道。白波を横目に散歩した

海なし県出身の私にとって、どんな些細なことでも海ですることは特別。まず海にきて必ずすることは、裸足になって砂浜をおさんぽ。これはアーシングという健康法で、大地や地面などの自然に肌で触れることで、身体に自然のエネルギーを取り込むことができます。

サラサラとした細かな砂の感触が心地よく、触れているだけでリラックスした気分になれます。暑さで少し汗ばんだ足もひんやりとした砂でクールダウンすることができました。

裸足のまま、ゆるやかなカーブが延びる海岸線に沿って歩いてみます。太陽に照らさた海は鮮やかな青色に輝き、太陽が雲に隠れると途端にくすんだ色に早変わり。移ろいゆく海をただじっと見ているだけでも飽きません。今日は秋の真夏日ということもあって、次から次へと涼を求めて地元の方々が遊びに来ていました。

キラキラと輝く砂浜にはいくつもの大木が打ち上げられ、貝殻があちこちに落ちています。いつも無意識に貝殻を拾ってしまう私は、今回も見ているだけでは物足りなくなって、気づけば貝殻拾いに夢中になっていました。

さまざまな色と形をした貝殻は、どれひとつとして同じものはなく、アートのような美しさを感じます。貝殻が欠けていたり穴が空いているのを見つけると、この場所に漂着するまでどんな海物語があったのか妄想するのも楽しい時間です。

次は、海沿いに整備された防災緑地を歩いてみました。ザザーンと耳を癒やしてくれる波音のBGMが流れ、そよそよと心地よい潮風が身体を包みこみます。脇にはクロマツや広葉樹が植えら、反対側に広がるのは果てしなく続く海。どこまでも歩いて行きたくなるほど気分がアガります。

これまで防災緑地というとどうしても震災のイメージが強かったのですが、海を眺めながら散歩やサイクリングが楽しめる「娯楽の場」でもあるということを身を持って感じました。

ここ最近忙しさと体調不良が続き身体がしなしなになっていたのですが、お散歩が終わるころには海のエネルギーをたくさん浴びたおかげでスキップしてしまうほど心も身体も元気いっぱいになっていました! 

そして、最近の私の元気の源になりつつある海に、すぐ行ける場所に移住してきた幸せを改めて噛み締めることのできた、最高の休日となりました。

毎年秋になると紅葉を求めて山に出かけることが多くなるのですが、今年はまだまだ秋が深まりそうにないので、寒さが本格化する前にもう少し秋の海を堪能していきたいと思います。

 

イベント詳細

イベント名秋の真夏日に過ごす海がサイコーだった!〜海なし県出身の海の楽しみ方編〜

レポーター紹介

染矢 優香(そめや・ゆか)

埼玉県所沢市出身。2021年にいわき市へ移住。旅行ガイドブックの編集・ライターを経て、現在いわき市でフリーランスとして活動中。

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