
2016年7月、”海と日本PROJECT in ふくしま”が始まります。
世界三大漁場の1つである三陸沖。
その三陸沖のなかでも、福島県沖は暖流と寒流が交じる「潮目の海」と呼ばれ、
多様な魚たちがその命を育んでいます。
浜辺には、南限の植物と北限の植物が同時に生息し、
実に多様な自然の美しさを、私たちに見せてくれます。
私たちは、その海の恵みを生活に取り入れ、
古代からずっと、海とともにその命を受け継いできました。
福島の海とは、まさに「多様性」の象徴のような存在なのです。
しかしながら、その多様な豊かさは、
放っておけば簡単に失われてしまうことを、私たちは知っています。
そしてまた同時に、海は時にその凶暴さをむき出しにすることを、私たちは知っています。
だからこそ、先人たちは海から多くを学び、愛し、敬い、海を畏れてもきたのでしょう。
私たちも、海から学び、体験し、海を味わい、表現し、そして海を守ることを通じて、
海の豊かさを次の世代へ引き継いでいかなければなりません。
”海と日本PROJECT in ふくしま”を通じて、私たちは、海と私たちとの関係を問い直していきます。
海と日本PROJECT in ふくしま 実行委員会
◆実行委員長
公益財団法人ふくしま海洋科学館 館長 安部義孝
◆実行委員
福島県、いわき市、広野町、楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、相馬市、新地町
◆事務局
株式会社福島中央テレビ