海と日本PROJECT in ふくしま専任事務局員の小松です。ここでは、福島県浜通り地区を中心に、海にまつわるイベントや出来事を紹介しています。
7月15日の「海の日関連イベント」をここのところ連続で紹介していますが、今回もその一環で行われたイベントを紹介します。いわき市の薄磯海水浴場では、自慢の「鳴き砂」をアピールしようと、サンドキャッスルづくりが行われました。
この企画は、NPO法人いわきの鳴き砂を守る会と、NPO法人福島SAND-STORYが共同で開催したもので、薄磯海水浴場の自慢の「鳴き砂」をPRしようと行われたものです。サンドアーティストが制作する砂像は、どれもハイクオリティ。大勢の人たちが完成を見守っていました。
NPO法人 福島SAND-STORYの代表理事であり、同志社女子大学教授の笠間浩幸さんは、子どもの遊びや遊び環境、子どもの成長・発達について関心を持ち、特に30年近く砂場の歴史や砂遊びを研究、全国で砂遊びのワークショップや講演会を行ってきたそうです。震災後は、福島県内の砂場の取り戻しと新たな砂遊び環境づくりに奔走。各地でイベントなどを手がけています。
海と親しむ、というと、思わず「海の水と親しむ」ことを考えてしまいがちですが、この広大な砂浜もまた、海のもたらす資源の1つ。砂あそびは、子供の創造性を育む場所として、昨今注目を浴びています。公園に大きな砂場が減っている現代。砂場、という観点から、今一度海の価値を考えてみるのも良いかもしれません。
(専任事務局員・小松)
イベント名 | 鳴き砂サンドキャッスルづくり |
日程 | 2017年7月15日(土) |
場所 | いわき市薄磯海水浴場 |
主催 | NPO法人いわきの鳴き砂を守る会、NPO法人福島SAND-STORY |