海と日本プロジェクトinふくしま、専任事務局員の小松です。真夏にしては涼しい日が続いていますが、福島の海では「アツい」イベントが目白押しです。今日は、いわき市北部の久之浜地区のお祭りの模様を紹介します。
8月11日、いわき市北部の久之浜地区では、盆踊りや花火を楽しむ「浜の夏祭り」が開催されました。地元の方だけでなく、町内外からたくさんの人たちが訪れ、港町には大きな賑わいが生まれました。大漁旗を何枚もセッティングしたステージや、盆踊り、海から打ち上げられる花火など、海と暮らしを考えるうえでも絶好の夏祭りとなったようです。
久之浜地区は、東日本大震災で甚大な被害を受け、現在も町の再建が進められています。海沿いの地区のかさ上げ工事は終わり、これから、町に戻ってくる人たちが家を新築するフェイズに入っていきます。お祭りは、一旦は途切れてしまった、地域の人たちと海の距離感を縮め、地域の人たちにゆるやかな連帯をもたらそうと企画されています。
何万人と集める大きな花火大会もよいものですが、こうして地域の人たちが手づくりで作り上げるお祭りだからこそ、人の温度が感じられ、その分、海との距離感も縮まったような気がしました。このような小さなお祭りが、沿岸部の地区それぞれで行われるようになること。それが、これから目指されるべき復興の姿なのかもしれません。海風を感じながらの花火、最高でした!
(専任事務局員・小松)
イベント名 | 浜の夏祭り |
参加人数 | 2000人 |
日程 | 2017年8月11日(金) |
場所 | いわき市久之浜漁港 |