海と日本プロジェクト in ふくしまと、いわきの老舗鮮魚店「おのざき」がコラボして、このたび、新しい「あら汁」の提供が始まりました。10月1日より、いわき駅前の商業施設「ラトブ」1階にある「海鮮寿司おのざき」でお召し上がりいただけます。材料がなくなり次第終了となりますので、是非この機会に、海鮮寿司おのざきのあら汁をお召し上がりください。
10月1日より提供が始まったこちらの「あら汁」。特徴は大きく2つあります。1つ目が、魚屋さんから日々大量に排出される「あら」に着目した商品であること、そして2つ目が、浪江町の新しい特産品である玉ねぎ「浜の輝(かがやき)」が使われていることです。まさに「福島の海と畑がつながる一杯」になりました!
今回、コラボレーションをさせていただいた鮮魚店「おのざき」さんは、いわき市内で4ヶ所の鮮魚店、食堂、海鮮寿司店を営むいわきの老舗です。鮮魚だけでなく刺身や干物、惣菜など多種多様な商品が販売されていますが、加工で出てくるのが、魚の頭や骨などの「あら」です。
この「あら」、これまではゴミとして廃棄せざるを得ず、鮮魚店の4代目、小野崎雄一さんは、あらを捨ててしまうのでは持続可能な水産業にならない、なんとかしたいと考え、「あら」を使った商品開発を行ってきました。今回の「海プロコラボあら汁」は、いわばその第一弾として誕生したということになり、今後も、あらを使った新商品開発を続けるそうです!
試食もさせていただきましたが、魚のあらには想像以上に身がついており、食べ応えがあります。魚本来の風味もあり、それだけでも十分美味しいのですが、玉ねぎの甘さもちょうど良く、身体がぽかぽかに温まりました。お寿司との相性も、もちろん最高です。
浪江町といえば、いわき市と同じ浜通りの自治体であり、漁業再生の途上にあります。その浪江町の玉ねぎを食べると、港町への思いもなんだかより一層強くなります。こうした「海と畑の食のコラボ」が進むことで、より多くの人たちに、海について、漁業について考えるきっかけが生まれていくのではないでしょうか。
ただ、この玉ねぎ「浜の輝」、大変人気で、流通する量も限られることから、コラボあら汁は「なくなり次第終了」とのこと。来年以降の安定供給を期待しながら、是非この貴重な一杯、お寿司を楽しつつ、存分に味わってみてください!
イベント名 | 海鮮寿司おのざきにて「海プロコラボあら汁」の提供スタート |
日程 | 2022年10月1日より |
場所 | 海鮮寿司おのざき(ラトブ1階) |