夏休みの子どもたちに、磯場の魅力や、磯場の生物の多様性を感じてもらいたいと、いわき海浜自然の家が主催した「磯遊び」の教室が開催されました。会場は、いわき市四倉町の舟戸海岸。この日は市内外の小学校に通う子どもたちが参加し、磯場の水生動物たちに触れ合いました。
磯に入ってみると、小さなカニやウニ、アメフラシなどの動物が見つかり、子どもたちは歓声をあげながら、動物に触ってみたり、穴に手を入れてみたりと、思い思いに磯場遊びを楽しみました。気温の高い夏にしか体験できない磯遊び。子どもたちの良い思い出づくりになったようです。
一方で、こうした磯遊びは「干潮」の時にしかできず、潮が満ちてくると浜まで戻れないという危険な面も。いわき海浜自然の家の先生は「潮の満ち引きさえ見ておけば、磯場の遊びは安全で楽しいものです。自然で遊ぶことを通じて、動物の多様性や、自然との向き合い方を学んで欲しい」と話していました。
図鑑や水族館で海の生き物を見るのも楽しいものですが、実際に「触れて」学べるというのが磯遊びの醍醐味。百聞は一見に如かずと言いますが、こうして身体で感じるからこそ縮まる距離というものがあると思います。私たち大人も、海との距離感を縮めて、身体で体験していく機会を増やしていくことが大事だと、子どもたちの表情を見て感じました。
イベント名 | いわき海浜自然の家「磯遊び」 |
参加人数 | 30名 |
日程 | 2016年8月5日(金) |
場所 | いわき市四倉町舟戸海岸 |
主催 | いわき海浜自然の家 |