みなさんこんにちは!
海と日本プロジェクト inふくしまレポーターの前野です。
2022年10月30日(日)、岩間海岸で「海 de キャンドル」が開催されました。この日は約25名が集まり、ビーチクリーンと階段脇の草刈りを行ったあとに、キャンドルの火の灯し方を学ぶ「キャンドル講座」、キャンドルの明かりを楽しむ「キャンドルナイト」が行われ、秋の夕暮れの海辺をゆったりと楽しみました。
このイベントの主催を務めたのは、海と日本プロジェクト in ふくしまのスピンオフ企画として誕生した「OFF-SEASON LAB(オフシーズンラボ)」と、海ゴミを使ったアクセサリーの制作を通じ、環境問題の周知を行う「Better Days(ベターデイズ)」の正木里奈さん、キャンドルイベントなどをメインにイベント企画を行う松本裕美子さん。OFF-SEASON LABは、海のメインシーズンである夏以外の「オフシーズン」に海との関わり方を実践・探究するプロジェクトとして、10月にいわき市に誕生しました。
イベントではまず、二つのグループに別れてビーチクリーン活動と草刈りを行いました。多くのビーチクリーン団体がビーチクリーン活動を行ういわきでは、目立ったゴミが少なくなっている場所もあるとのこと。
岩間海岸には、小さいゴミや細かいプラスチックのゴミが多く、それらをトングや素手でひとつひとつしっかり拾っていきました。まだまだつきない海ごみ。引き続き、地域住民やビーチクリーン団体が協力し、定期的に清掃を行っていくことが大切です。
もうひとつのグループでは、草刈りを行いました。海ごみの問題以外にも、雑草が生い茂り、道が通りにくくなっている状態も、いわき市内で取り組むべき問題です。「まちの景観を綺麗にする」という視点をもつことで、活動の幅がグッと広がるのかもしれませんと感じました。
ビーチクリーンと草刈りのあとは、再び海岸に集い、キャンドル講座が行われました。明かりを灯すだけでなく、癒しの効果があったり、防災時にも役立ったりするキャンドル。キャンドルがもつ多様な役割と、火の消し方・育て方など、キャンドルにまつわるさまざまな知識を、松本さんに教わりました。
徐々に日が落ちてきて、キャンドルのあかりが浜辺にボーッと広がってきます。夕暮れの美しさと灯火の美しさ、波の音を感じながら、最後はみんなでキャンドルナイト。火を見つめながら、みなさん思い思いの時間を過ごされている様子でした。
OFF-SEASON LABの第二回目として行った今回のイベント。慌ただしい毎日の中で、何か意味のあることを「しなきゃ」と、知らず知らずのうちに心の足かせをはめてしまっていることも多いと思います。定期的に海辺でぼんやりと過ごし、じぶんや自然と向き合う時間をとることで、どんな変化が起こるのかを引き続き調べていきたいと思います。
(写真撮影:クリス)
海と日本プロジェクト inふくしまレポーター 前野
イベント名 | 海 de キャンドル |
参加人数 | 25名 |
日程 | 2022年10月30日(金) |
場所 | 岩間海岸 |
主催 | 海と日本プロジェクトinふくしま、Better Days、松本裕美子さん |