いわき市豊間地区にある復興商店「とよマルシェ」。その一角にあるのが、今回リニューアルオープンした「豊間屋」です。「豊間の母ちゃんのお惣菜と産直野菜」がお店のメイン商品。「さんまのぽーぽー焼き」など、地元の食文化に根付いた商品を販売しているお店です。
リニューアルにあたっては、惣菜や県産品の商品ラインナップを一新。店内のレイアウト等も大きく変わり、より「母ちゃんの惣菜」にフォーカスしたお店となっています。リニューアルイベントでは、「さんまのぽーぽー焼き」や「さんまのつみれ汁」が無料で振る舞われたほか、お餅つきなどが行われ、地元の人たちで大いに賑わいました。
同店で製造・販売を手がける田山光子さんによると、「豊間のぽーぽー焼きが正真正銘。あえて最高級の特大サンマを使っているので、サンマのおいしさが存分に味わえます」とのこと。震災と原発事故で一度は失われた地域の食文化ですが、後世に伝えるべく地道に活動している人たちがたくさんいらっしゃいます。
豊間屋は、木曜日から日曜日の午前10時〜午後2時半までの営業。さんまのぽーぽー焼きの他、さんまの佃煮、アサリご飯、ウニご飯などのお惣菜を楽しむことができます。かぁちゃんたちの小さなお店ですが、このお店で感じることができる福島の海の魅力は、とても大きなものがあります。ぜひ一度試してみて下さい。
とよマルシェは、東日本大震災で被災した地元豊間地区の飲食店等が軒を連ねる復興商店。鮮魚店、中華料理店など4店舗で構成されています。未だ復興の道半ばにある豊間地区。住民や店主の話を聞きながら、被災地の課題や魅力を共有しながら、福島の海の未来について思い馳せたいところです。いわきに起こしの際は、ぜひ一度足を運んでみて下さい。
イベント名 | とよマルシェ「豊間屋」リニューアルイベント |
参加人数 | 100 |
日程 | 2016年7月16日(土)、17日(日) |
場所 | いわき市豊間「とよマルシェ」 |
主催 | 豊間協働加工販売会 |
協力 | ふるさと豊間復興協議会 |