みなさん、こんにちは! 海と日本プロジェクトinふくしまレポーターの前野です。
先日、いわき市の波立海岸で行われているプロジェクト「海声100」に参加しました。このプロジェクトは、いわき市出身のカメラマンの鈴木宇宙さんが、いわき市の波立海岸で100人の人物撮影をするという写真の企画です。
波立海岸は、海から突き出た弁天島と朱色の橋がシンボルの海で、初日の出やフォトスポットとして人気の場所です。いわきの「今むがし」によれば、島の風化や侵食が進む中で、景観を維持するために地域のみなさんが力を合わせて改修工事を行なってきたといいます。
撮影当日、いわき市在住の友人と一緒に波立海岸に向かいました。私もこの企画に参加した友人も県外の出身で、いわきには数年前に移住しました。今はいわき市の中之作に住んでいることもあり、いわきに来てからというもの、海が身近にある生活が続いています。
波立海岸に到着すると、カメラマンの鈴木さんが出迎えてくれました。 海声100では、波立海岸でポートレート撮影と、海にまつわる簡単なインタビューが行われます。よくよく考えると、特別な日やお祝いごとでしか撮影をしてもらうことがないので、日常の中で写真を撮ってもらう機会がとても新鮮でした。ポーズを変えながら、友人と一緒に撮影してもらいました。
撮影が終わり、インタビューが行われました。「海は好きですか?」「海の思い出は?」「福島の海にどんな印象を持っていますか?」など、海にまつわる質問に答えていきます。海について問われたのですが、自分と海の関わりはもちろん、今の社会情勢についてなど話は多岐に渡りました。問いの切り口は「海」であるものの、インタビューを通じて、それぞれの考え方や価値観、人となりが浮かび上がってきます。
100の海声が集まる瞬間を、ぜひ見届けたいですね。 「海声100」は、100人の撮影を行うことを目標としていますが、現在も企画の参加者を募集しているそうです。海に関心のある方、この機会にプロのカメラマンに写真を撮ってもらいたい方など、どなたでもご参加ください。詳しくは、鈴木宇宙さんのSNSまで。