いわきの語り部とめぐる「海のまちサイクリングツアー」

2022-6-3
海と日本PROJECT in ふくしま

 

みなさんこんにちは。海と日本プロジェクト in ふくしま、リポーターの前野有咲です。2022年4月30日、海と日本プロジェクトinふくしまと、いわき市のNORERU?がコラボした「海のまちサイクリングツアー」が開催されました。今日はその模様をお伝えします!

このイベントは、「いわき語り部の会」で活動している小野陽洋さんをゲストに迎え、新舞子ハイツから豊間地区までの海辺を走りながら、震災前・当時・現在・未来について思いを馳せる、約16キロのサイクリングスタディツアーです。

自転車でめぐる、いわきの海

  1. 沼の内漁港で開設する語り部の小野さん
  2. 気持ちのいい天気で、風を感じるサイクリング
  3. いわきの浜はサイクリングに最高のロケーション

 

いわき市は東日本大震災の被災地であり、特に太平洋沿岸地域の久之浜、薄磯、豊間、小浜などの地区は津波により壊滅的な被害を受けました。今回の案内人の小野さんは豊間地区出身。自らも自宅にて津波被災したものの、奇跡的に一命を取り留め、現在は経験を後世に語り継ぐ活動をしています。

一方で、小野さんはいわきの中でも随一の自転車乗り。そしてなんと言っても、地元いわき・豊間を愛してやまない地元ラバーでもあります。そんな小野さんの案内による今回のツアーは、震災の記憶を辿るスタディーツアーでありつつ、自転車に乗ること、自転車ならではの視点を楽める内容となっていました。

 

震災も、震災前も、丸ごと知るツアー

  1. 塩屋崎灯台のそばでいただいた海鮮丼
  2. 震災について真剣な表情で話す小野さん
  3. 豊間の浜辺の前で考える、海との共生

 

今回巡ったたエリアは、東日本大震災で甚大な被害を受けた地域です。いわば、2011年の3月11日を境にまちが大きく変わった場所。この日ツアーで巡ってきたのは、今現在の地域の姿であり、そして、震災による大きな変化を経たあとの姿でもありました。

だからこそ、あの日に何が起きたかを知ることこそが、この地域について知り、次の世代へと地域をつないでいくためにとても重要なことだと思いますし、この地域を語る言葉は、決して「震災」といったテーマにはとどまらないということです。海も街も、震災前、ずっと昔からあったのですから。

そんな中であの日があり、そして、今に続いている。当たり前ではありますが、そうしたことを強く気づかせてくれるツアーとなりました。

イベント名いわきの語り部とめぐる「海のまちサイクリングツアー」
参加人数20名
日程2022年4月30日
場所いわき市豊間地区
主催海と日本プロジェクトinふくしま、自転車文化発信・交流拠点「NORERU?」
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