サーファーが命を救う! 救助技術講習会

2019-5-22
海と日本PROJECT in ふくしま

 

昨年、海と日本プロジェクトinふくしまでもインタビュー取材させて頂いた、サーファーの大垣竜一郎さんが中心となって、今年も、6月9日に、いわき市のサーファーに向けた救助技術講習会が行われることになりましたので、こちらのサイトでもお知らせ致します。

この技術講習会は、海難事故で救える命をひとつでも増やそうと、波をよく知るサーファーたちが救助技術を学ぼうというもの。いわき市の「公益財団法人ときわ会」に所属する看護師でサーファーの大垣竜一郎さんが企画しています。昨年第1回目が開かれ、大きな反響を呼びました。

今回の講習会は、いわき市平の大教スイミングスクールに会場を移し、レスキューボードやサーフボードなど、実際のものを使って救助する方法など、さらに詳しく専門的な技術を学ぶ機会となるとのこと。チラシには「昨年の1回目を受講したサーファーが対象」とありますが、誰でも参加が可能です。

 

 

 

救える命を救い、人を死なせない、いわきの海へ

  1. 昨年の講習会の模様。現役の医師も参加する
  2. サーファーが技術を学ぶことで命を救う
  3. 講習会を企画している大垣竜一郎さん

 

大垣さんによれば、全国では毎年のように約1500件もの水難事故が発生し、死亡者・行方不明者合わせると、およそ800名もの人が犠牲になっているといいます。さらに、救助に向かった3名中1名が亡くなっているという統計もあるそう。水の事故は、助けに行く人にも、非常に高いリスクがあるのです。

「波があるエリアは救助機関にとってもグレーゾーン。居合わせたサーファーが救助に向かうことも少なくありません。心肺停止から2分以内に心肺蘇生を開始できれば9割が蘇生できるという統計もあり、居合わせたサーファーが救助活動を行うことのメリットは非常に大きいと思います」と大垣さん。

地形や潮の流れを熟知しているサーファーはその意味で救世主とも言えますが、正しい救助技術を習得しているわけではなく、救助用ではないサーフボードで救助に向かうことは、二次災害に巻き込まれるリスクもあります。過去には、いわき市でも救助に向かったサーファーが亡くなる事故があったそうです。

救世主となるサーファーも、海で遊ぶ人たちも、安全に、楽しく。そんないわきの海を作るための活動。私たちも、大垣さんの活動を応援していきます! 前回の講習会に参加した人たちだけでなく、海の安全に興味のある方は、ぜひ大垣さんにアクセスしてみてください。

 

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