皆さんこんにちは。海と日本プロジェクトinふくしま専任事務局員の小松です。昨年、このサイトでも紹介した「いわき海洋調べ隊 うみラボ」の海洋調査が今年も始まったということで、先日、その調査に同行してきました。今回は、その調査の模様を紹介したいと思います。
この「いわき海洋調べ隊 うみラボ」は、いわき市の市民が主体となった海洋調査チーム。月に1回程度、福島第一原発の沖に船を出し、海底の土や魚を採取して放射線量を測定するという活動を2013年から続けています。そのうみラボの24回の調査が、5月7日(日)に行われました。
いわき市の北、久之浜漁港を出発しておよそ1時間で、東京電力福島第一原子力発電所沖に到着。元原発作業員で、現在は廃炉についての様々な情報発信を行う吉川彰浩さんのレクチャーを受けたうえで、釣り調査スタート。この日はメバルやソイといった魚がたくさん釣れました。
この日は、県外からも参加者が集まり、関心の高さが伺い知れました。年々汚染の状況が改善され、現在では放射性物質を検出する個体のほうが少なくなっていますが、まだまだ情報が届いていない人も多いのではないでしょうか。
この日に釣り上げた魚は、いわき市小名浜の水族館「アクアマリンふくしま」で開催されている測定イベント「調べラボ」で公表されています。興味のある方、ぜひそちらのイベントにも足を運んでみて下さい。海と日本PROJECT in ふくしまでは、今年も、福島の海の状況理解につながる情報発信に力を入れていきます!
(専任事務局員・小松)
イベント名 | いわき海洋調べ隊 うみラボ「いちえふ沖調査」 |
参加人数 | 20名 |
日程 | 2017年5月7日(日) |
場所 | 東京電力福島第一原子力発電所沖 |
主催 | いわき海洋調べ隊うみラボ |
協力 | 環境水族館アクアマリンふくしま |