レポート
2021.08.02

相双地域をドライブ③ 浜の駅 松川浦

 

みなさん、こんにちは。海と日本プロジェクト in ふくしまレポーターの松井です。

先週末、実家のある福島市に帰る用事がありました。普段なら高速道路を使っていわきに戻るのですが、相双地域の方にも足を延ばしてみたいと思い、海沿いをドライブしながらいわきに戻ってきました。今回はその様子をお伝えします。

今回紹介するのは、相馬市にある「浜の駅 松川浦」。相馬で水揚げされた新鮮な魚介類をはじめ、地元産の農産物や周辺市町村の加工品、お土産などを幅広く扱う市場です。復興のシンボルとして2020年10月にオープンしました。ちなみに「浜の駅 松川浦」は市民からの公募で決定した愛称で、正式名称は「相馬復興市民市場」です。

相馬の新たなシンボル

  1. 多くのお客さんが訪れていて活気がありました
  2. 水産物コーナーには地元の魚が中心に並んでいます
  3. その日何の魚がのっているかはお楽しみです

売り場は水産物コーナー・農産物コーナ―・地域商品コーナーに分かれていて、福島の地酒なども売られています。特に印象的だったのは、商品POPも生産者さんの顔が見えるようなものが多かったことです。普段購買時に、ついつい安さだけで商品を選んでしまいがちですが、生産者さんが商品に込めた思いやこだわりが消費者にも伝わるような工夫がなされていると、価格や見た目以外での商品を選ぶ動機が生まれてきますよね。

「浜の駅 松川浦」ではSNSなどオンライン媒体を通じて、消費者と生産者、また消費者同士が情報交流や意見交換できる場を整えていこうと考えているようです。こうした取り組みにより、生産者から消費者の1方向だけではない流れができ、交流を深めることで、より地域の産業が盛り上がっていくのではないでしょうか。

施設内には、浜の台所「くぁせっと」というフードコートが併設されており、旬の地元農産物を使ったメニューを味わえます。お昼はここでいただくことにしました。メニューが豊富で、しらす2色丼やあんこうのから揚げ定食など魅力的なメニューがたくさんあり迷いましたが、今回は地魚丼を注文しました。その日の仕入れによって魚が変わるようで、この日はスズキ・マダイ・アブラボウズの3種でした。アブラボウズは、なかなかスーパーなどでお目に係れない高級魚らしく、トロリとした舌触りが絶妙でした。

そして、この地魚丼の注目ポイントは3つの食べ方ができるということです。まずはわさび醬油で、次にタレで漬け丼風に。そして最後は出汁をかけてお茶漬け風にいただきます。この時にかける出汁ですが、フードコート内に「出汁バー」というカウンターがあり、日替わりの2種類の出汁から好きなほうを選ぶことができます。私は、タイとサワラの出汁でいただきました。一つの品で、3つの食べ方が楽しめて、非常に満足感がありました。

誕生してからまだ日が浅い「浜の駅 松川浦」ですが、すでに相馬の新しいシンボルとして馴染んでいる印象を受けました。これからも末永く相馬市民に愛され、観光客にも人気の施設であることを願います。原釜尾浜海水浴場で遊んだ後は、「浜の駅 松川浦」で相馬の魚や野菜をお土産に買っていかれてはどうでしょうか。それではまた次回!

海プロ in ふくしま レポーター:松井武郎

イベント詳細

イベント名相馬をドライブ 浜の駅 松川浦
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