海と日本プロジェクトinふくしま、専任事務局員の小松です。あっという間に秋の気配がしつつある福島ですが、秋の味覚の話題をひとつ。
8月16日、いわき市小名浜港では、福島県のサンマ船によるサンマ漁のスタートに合わせ、関係者を励ますための「出船式」が開催され、小名浜港から7隻のサンマ船が出港しました。式では、関係者が漁の安全と豊漁を祈り、全員でお見送りをしました。サンマは小名浜港になくてはならない秋の味覚。港町には秋の気配が少しずつ漂い始めています。
この日出港したのは、福島船団に所属するサンマ船7隻。一路、北海道の東沖を目指し、8月20日より漁を始めることになっているそうです。福島船団に所属する船は県外から出発するものも合わせて13隻。しばらくは北海道や三陸北部の港町などに水揚げし、魚群の南下に合わせて移動し、11月頃までサンマ漁を行うことになっています。
サンマというと、気候変動などで日本から遠く離れた海域を移動するようになったため、全体的な漁獲量が年々減っていることをご存知の方がいるかもしれません。外国船の参入などにより、資源量も減っていると懸念されています。庶民の秋の味覚サンマ。食べ尽くさない、獲り尽くさない付き合い方を、考えていくべきタイミングなのかも知れません。
(専任事務局員・小松)
イベント名 | 福島県サンマ船団出漁出船式 |
参加人数 | 1000人 |
日程 | 2017年8月16日(水) |
場所 | 小名浜漁港 |