レポート
2017.10.29

小名浜漁港 今年初のさんま水揚げ

 

みなさんこんにちは。海と日本プロジェクトinふくしま、専任事務局員の小松です。季節はすっかり秋。海のイベントも、次第にレジャーから「食」へと変わってきました。今日も食の話題です。

10月16日、いわき市の小名浜漁港には、今年初のさんまが水揚げされました。昨年よりおよそ1ヶ月遅れの水揚げ。通常の漁船ではなく調査船による水揚げで、数量も7トンとかなり少なめですが、今年初の水揚げに変わりはありません。港町に、遅い秋が到来しました。

小名浜港にさんまを水揚げしたのは、千葉県の調査船「千葉丸」。調査船は、漁場にさんまの魚群がいるか、水温は何度かなど、漁場の環境を調査する船です。調査する際に漁獲したさんまは、量がまとまれば近くの港に水揚げすることになっており、今回、小名浜港に水揚げされました。

市場関係者によれば、さんまは魚体が小さく、丸みもまだまだないとのこと。通常、この時期には丸々と太り脂ののったさんまが水揚げされますが、海水温や資源の個体量などが変化しており、今年は不漁が続いています。不漁な上に、身も小さいということで、漁業関係者はかなり頭を悩ませているそうです。

 

さんま不漁が続く小名浜漁港

  1. 魚体も小さく、多くは加工用に回されるそうです。
  2. 調査船千葉丸。通常の漁船による水揚げはまだです。
  3. 一番関係者が大きさごとに仕分け。

 

今年は全国的にさんまの不漁が続いています。これまでは秋の味覚の代表だったさんまですが、しばらくは自然と向き合いながら、サステナブルな漁業を目指す他ないのかもしれません。大事大事に味わいたいと思います。

(専任事務局員・小松)

 

イベント詳細

イベント名小名浜漁港 さんま初水揚げ
日程2017年10月16日
場所小名浜漁港
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