みなさんこんにちは。海と日本プロジェクトinふくしま、専任事務局員の小松です。季節はすっかり秋。海のイベントも、次第にレジャーから「食」へと変わってきました。今日も食の話題です。
10月16日、いわき市の小名浜漁港には、今年初のさんまが水揚げされました。昨年よりおよそ1ヶ月遅れの水揚げ。通常の漁船ではなく調査船による水揚げで、数量も7トンとかなり少なめですが、今年初の水揚げに変わりはありません。港町に、遅い秋が到来しました。
小名浜港にさんまを水揚げしたのは、千葉県の調査船「千葉丸」。調査船は、漁場にさんまの魚群がいるか、水温は何度かなど、漁場の環境を調査する船です。調査する際に漁獲したさんまは、量がまとまれば近くの港に水揚げすることになっており、今回、小名浜港に水揚げされました。
市場関係者によれば、さんまは魚体が小さく、丸みもまだまだないとのこと。通常、この時期には丸々と太り脂ののったさんまが水揚げされますが、海水温や資源の個体量などが変化しており、今年は不漁が続いています。不漁な上に、身も小さいということで、漁業関係者はかなり頭を悩ませているそうです。
今年は全国的にさんまの不漁が続いています。これまでは秋の味覚の代表だったさんまですが、しばらくは自然と向き合いながら、サステナブルな漁業を目指す他ないのかもしれません。大事大事に味わいたいと思います。
(専任事務局員・小松)
イベント名 | 小名浜漁港 さんま初水揚げ |
日程 | 2017年10月16日 |
場所 | 小名浜漁港 |