初めて海釣りに行ってきました!

2020-6-11
海と日本PROJECT in ふくしま

 

みなさんこんにちは。海プロ in ふくしま、レポーターの久保田です。

山に囲まれた信州・安曇野から、目の前に太平洋が広がる福島県いわき市に移住し、はや2か月が経ちました。

いわきに来て海を見た時から、「いつかは海で釣りをしてみたいなー」と思っていた僕ですが、先日念願かなって初めての海釣りに行ってきました!

 

今回海釣りに誘っていただいたのは、普段はいわき市の職員として働かれている、橋本 栄子さん。

 

(↑以前釣りに行った時の写真)

月に2回は海釣りに行くという、かなりの強者。

 

そして、今回はなんと初めての海釣りにして初めての船釣り!

正直、今まで船酔いをしたり、荒波の中めちゃくちゃに揺られた経験が何回かあったので船には苦手意識が…

しかし、なんでも物は試し! 前日までにレインウェアや手袋を買い揃え、当日朝5:00(!)に双葉郡富岡町の富岡港に到着。

港は霧に包まれた幻想的な風景が広がっていました。

 

 

乗船したのは石井宏和船長率いる、長栄丸。この日は僕以外にも15名ほどの乗船がありました。

 

 

乗船手続きが済んだら、早速クーラーボックスや釣具を船上に運び込みます。

そしてなんと今回の乗船者には海プロ in ふくしまでも何回かご登場いただいている、アクアマリンふくしまスタッフの富原さんと吉田さんの姿も!

 

(左から吉田さん、富原さん)

初めてにしてはなんとも心強いメンバーとともに釣りを楽しませていただきました。

 

船は朝6:00に港を出港。約20分ほど沖に進むと最初のポイントに到着。

早速竿を海に投げます。

今回の釣りはライトジギングという釣法で行いました。「ジグ」と呼ばれる金属製のルアーの中でも、比較的軽量で40〜150グラム程のものを使用し、魚をおびき寄せます。

 

 

今まで竹竿でニジマス釣りくらいしかしたことがなかった僕にとっては、釣り糸を巻くリールがある竿を扱うのも一苦労…

見よう見まねで釣り糸を垂らします。

すると、開始から十分ほどのこと。

「ん?なんだか引いてるな…?」と、最初は曖昧な感覚でしたが、確かにピクピクと引いている。「これは来たぞ…!」と心の中でガッツポーズしながら逃げられないよう、慎重かつ素早くリールを回します。しばらくすると、海面に魚の姿が!

獲ったど〜!

 

 

なんと初めての船釣りながら、船の中で一番手に釣り上げてしまいました。

釣れたのはシロメバル。20センチほどのちょうどいいサイズのものが釣れました!

「メバルは煮付けにして食うとうまいよ」と隣の富原さん。まだ動いている魚を見るとちょっとかわいそうにも思えますが、食べるのも楽しみになってきました。

 

しばらく釣りをしているとジグを海の底まで垂らした瞬間にまた引いてる感覚が!

急いで糸を引いたのですが、突っ張ってしまい全く動きません。

「クジラでも釣れたのか…?」と心の中で思ったところ、船長から「根掛かりだな」との声が。

初心者すぎて全く知らなかったのですが、釣り糸を海底まで垂らしてすぐに引かないと、釣り針が海底の岩などに引っかかって取れなくなってしますのだそう。「根掛かり」といって、これをやってしまうとジグを海底に残して釣り糸を切らなければならないとのこと…

借り物を海に沈めてしまうという業の深さに結構凹みつつ、「私も結構やるから!大丈夫!」と励ましてくれる橋本さんに釣り糸を結び直していただきました。

 

 

「もともとこういうトラブルは船長に対応してもらってたんだけど、自分でもちゃんとできるようにならなきゃと思って結構勉強したんだよ〜」と橋本さん。厳しい自然の中だからこそ、助け合い、できることは自分でやる。釣りの中ではこうしたことも学ばせていただきました。

 

さて、しばらく釣れない時間が続いてから、船はまた別のポイントへ移動。

釣り糸を垂らして、半分くらいは引いたかなーというところでヒット! しかも結構元気が良さそうな魚です!

釣り上げてみると、あ!よくみる魚だ!

 

 

釣れたのはサバでした。釣り上げてからもピチピチとデッキの上を跳ねています。

サバは群れで動くので、船の中の誰かが釣り上げると、立て続けにまた他の誰かがヒットします。まさに船の中はコンボ状態。

この日は僕だけでも3匹もサバが釣れました!どれも身が大きくて、プリプリの身です。

その後も隣の橋本さんが大物のヒラメを釣り上げたり、出生魚であるブリの成長過程の魚、イナダを釣ったり…

 

 

終わってみれば一人20匹ほどは釣り上げたでしょうか。クーラーボックスいっぱいの魚が釣れました。

 

 

長年福島の海を見続けてきた富原さんによると、これだけの魚が釣れるのは福島だけなんだとか。

福島第一原子力発電所の事故以降、漁業制限がかかったため漁に出ることが出来ない一方、海の資源は回復し、魚の大きさも大きくなったのだそう。

思わぬところに原発事故の副作用が及んでいることを、釣りに出て初めて知りました。

 

 13:00、7時間の釣りの旅も終わりを迎え、富岡漁港に戻ります。

 

 

しばらくすると富岡漁港に到着。みんなで協力しながら荷物を撤収し、帰路につきました。

 

初めての海釣りの体験。橋本さんはじめ皆さんの協力のもと、大変楽しく、また、福島の海についていろんな事を学べたとても素晴らしい体験でした!

今度は友達を釣れて海釣りに行きたいな〜

是非皆さんも、福島の海に釣りに出かけてみてください!

 

<写真提供・橋本栄子>

<海プロinふくしまレポーター・久保田貴大>

イベント名初めて海釣りに行ってきました!
日程2020年6月5日(金)
場所富岡漁港・長栄丸
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