先日もお伝えした、いわきのうみべを散歩しながらゴミ拾いする「クリーンアップあさんぽ」。こちらの「クリーンアップあさんぽ」の第二弾がいわき市の岩間海岸で開催されました。
今回は岩間海岸で拾った海ごみから作られたアクセサリーブランド『Better Days』を主宰している正木里奈さんが中心となって開催。
「お散歩しながらゴミ拾い」のはずが、あまりのゴミの多さにいつしか「本気のゴミ拾い」に!? 活動の様子をレポートしていきます。
6月6日、日曜日の朝7時半、いわき市の岩間海岸に集まったのはいわき市内在住者をはじめとした10代から40代までの10名。前回から引き続きの参加者に加えて、今回が初めての参加という方も、なんと半数にのぼりました。
まずは主催者の正木さんからのあいさつと、参加者の自己紹介から。学生、NPO職員、カメラマンに経営者まで実に多様なメンバーが揃いました。みなさん、どうやら「朝のうみべをお散歩しながらゴミ拾い」というクリーンアップあさんぽのゆるっと感に誘われて参加されたもよう。
主催の正木さんからは自身で展開している海ごみアクセサリーブランド『Better Days』のご紹介もありました。正木さんは『Better Days』のアクセサリーを、ここ、岩間海岸で拾ったゴミから作成しているんだとか。砂浜に落ちた海ごみが煌びやかなアクセサリーに変わるとあって、参加者の皆さんも興味津々です。
海ごみがもつ意外な可能性に胸をときめかせながら、いよいよ岩間海岸の砂浜へと飛び出し、「クリーンアップあさんぽ」がはじまります!
岩間海岸は普段から多くのサーファーや海水浴客で賑わいます。一方で、砂浜にはたくさんのゴミが。この場で捨てられていったペットボトルや食品容器のゴミの他に、英語やハングルが書かれたゴミも。海を跨いで遥か遠くからこの岩間海岸にゴミが流れ着いていることがわかります。
開始直後はお散歩気分で楽しみながらしていたゴミ拾いも、いつしかゴミ袋がいっぱいになり、やがてみなさん無口になって黙々と「本気のゴミ拾い」を始めていました…
終わってみれば大量のゴミが集まっていました。中には砂浜を最近訪れた人が捨てていったというようなTシャツや花火のゴミも… 海洋ごみの問題がまだまだ周知されていない現実を目の前にし、もどかしさを覚えてしまうような光景でした。
さて、ゴミ拾いのあとはお待ちかねの朝食タイム。今回は参加者の中から、いわき市小名浜を拠点にフェアトレードコーヒーのオンライン販売を展開している末永さんの『ethicafe(エシカフェ)』が参加者のみなさんに振る舞われました。フェアトレードで取引されるコーヒーは、環境負荷の軽減にもつながるということで、普段口にするものから地球環境を考えられるいい機会にもなります。
みなさん朝食を食べながらおしゃべりが弾み、気づけば時刻は9時を過ぎる頃に。次回の開催を心待ちにしながら、今回はそろそろお開きです。
「クリーンアップあさんぽ」はFacebookでの開催告知も行なっているそうなので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
イベント名 | クリーンアップあさんぽ@岩間 |
参加人数 | 10名 |
日程 | 6月6日(日) |
場所 | いわき市岩間海岸 |