みなさんこんにちは。海と日本プロジェクトinふくしま、レポーターの小松です。10月27日月曜日、秋の味覚「さんま」が小名浜港に今年初の水揚げとなりました。10月末の初水揚げ。少し遅めの時期ではありますが、近海で漁獲されたさんまが10トンほど水揚げされ、港が活気に包まれました。
この日水揚げされたのは、三陸沖から常磐沖で漁獲されたさんま10トンあまり。北海道の漁港に所属する小型のさんま船などが漁獲したもので、まとめて小名浜港に水揚げしました。近海物ということで鮮度はバツグン。比較的小さめのさんまが目立ちましたが、大きな個体も十分含まれており、スーパーにも流通するということでした。塩焼きや刺身で食べられそうです!
さんまは、棒受け網漁という漁法で漁獲されます。小名浜港はこの棒受け網船が複数所属していることもあり、福島県ではほぼ唯一さんまが水揚げされる港として知られています。他方、主な漁獲場所である北海道東方沖からは距離が離れているため、近年は水揚げ量が減少し続けていました。
さんまの魚群が南下してくると、漁獲場所から最も近い港が小名浜港になってくるため、水揚げ量がじわじわと増えてきます。今回水揚げされたさんまは、福島県の富岡沖で漁獲されたものが含まれているということです。今後も引き続き、福島県沖で魚群を狙った漁が行われるということでした。まとまって漁獲されれば、また小名浜に水揚げされることになりそうです。
この日水揚げされたさんまは、早速地元のスーパーなどに流通するということです。今年は、全国的に8月中旬からさんまが流通していますので、今年はもうさんまを食べたよ、という方が多いかもしれませんが、やはり地元水揚げは鮮度が違います。お祝いも兼ねて、ぜひ味わってみてください!