レポート
2025.10.17

ふくしま秋海さんぽ | 相馬市・原釜尾浜海水浴場

みなさんこんにちは。海と日本プロジェクトinふくしま、リポーターの小松です。夏がひと段落し、日差しがだいぶ穏やかになったふくしまの、秋だからこそ訪れた海スポットをご紹介する「秋海さんぽ」のコーナーです。

今日は、相馬市の原釜尾浜海水浴場の秋の様子をご紹介します。原釜尾浜海水浴場は、相馬市の中心部に程近い場所にあり、景勝地「松川浦」の北側にあります。夏になると海水浴客で賑わう原釜尾浜海水浴場ですが、秋になるとまったりとしたいい雰囲気。取材に伺った日は天気もよく、柔らかな風が吹く絶好の行楽日和で、穏やかな時間が流れていました。

海水浴シーズンではないので、砂浜を歩いている人はまばらでしたが、キャンプチェアに腰を下ろして過ごす人、愛犬との散歩を楽しむ人、ゆっくり波打ち際を歩く人などが見られました。観光地とは異なる、「地元の海感」が感じられます。私も、娘と犬を連れて30分ほどですが散歩。なにもなくても、やはり海がそこにあるだけで気持ちがいいものです。

暮らしの延長線上にある、日常の海の風景

  1. 漁港の岸壁では釣りを楽しむ人の姿が大勢見られました。これも日常
  2. 柔らかな風を感じながら、海沿いを散歩。この海の日常の風景です
  3. ゆらゆら揺れる水面を見ていると、いつの間にか時間が経ってしまいます

海水浴場に隣接する漁港をのぞいてみると、こちらは意外にも釣り客で賑わいを見せていました。家族づれで訪れている人も多く、椅子に座ってゲーム機で遊ぶ子どもたち、家族に励まされながらリールを巻くお父さん、逆に黙々と釣り竿を動かすお母さんなど、グループによって動きはさまざま。

魚を釣ることだけが目的ではなく、思い思いに時間を過ごす場所としてこの港が選ばれているという雰囲気で、それがまた、相馬の日常を表しているようで、なんとも言えないいい時間が感じられました。特別なことをしない。だからこそ、そこには、地域の日常が垣間見えてくるのかもしれません。

何かをする場所、つまり「DO」としての海ではなく、何かとするというというより、そこにいる場所、つまり「BE」としての時間を過ごす海。それもまたいいなと思いますし、遊ぶ夏ではなく、過ごす秋だからこそ、「BE」のほうに光が当たるのかもしれないな、なんてことを思いながら、原釜をあとにしました。

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