東日本大震災で巨大津波の被害を受けた福島県浜通り。地域の復興の「今」を見つめ、今一度、海に根付いた地域の文化や、その町に生きて来た人たちに思い馳せたい。海と日本 PROJECT in ふくしまでは、そんな思いから、被災地の今を紹介するシリーズ「海と復興」をお届けしています。
第16回目となる今回は、いわき市北部の久之浜町にオープンした商店施設「浜風きらら」について取り上げます。
こちらの商店施設、もともとは、震災後に復興商店街としてオープンした浜風商店街を引き継いだ施設としてオープンしました。浜風商店街については、昨年こちらのサイトでも紹介していますが、あくまで仮設だったため、こちらに「本設」されてオープンしたというかたちです。
なかには10の商店/施設が入っていますが、目玉は、やはり地元の食が楽しめる飲食店。海鮮の店や喫茶店などに加え、福島県で発掘された海竜「フタバスズキリュウ」のかたちをした「海竜焼」なども楽しむことができます。復興商店と侮れない、久之浜の魅力が詰まった商業施設になっていました。
被災地ではこれまで「仮設商店街」が主流でしたが、ようやくこうして「本設」の商業施設がお目見えしてきました。復興がさらに新たな局面に入ってきたことを感じさせます。地域の魅力をどんどん発信していって欲しいですね。ぜひ機会を見つけて、久之浜の魅力の一端を感じて下さい。
(専任事務局員・小松)
イベント名 | 久之浜「浜風きらら」 |
場所 | 福島県いわき市久之浜町久之浜北町52 |