東日本大震災で巨大津波の被害を受けた福島県浜通り。地域の復興の「今」を見つめ、今一度、海に根付いた地域の文化や、その町に生きて来た人たちに思い馳せたい。海と日本 PROJECT in ふくしまでは、そんな思いから、被災地の今を紹介するシリーズ「海と復興」をお届けして参ります。
今回が第10回目です。南相馬にある「原町シーサイドパーク」についてご紹介します。
原町シーサイドパークは、サーフスポットとして、宿泊・休憩・一年通して利用できる入浴施設のコミュニティハウス、オートキャンプ場、遊具がたくさん整えられた「ワンダーランドわんぱく城」などが整備された公園です。隣接には「海釣り公園」などがあり、震災前は、大変な賑わいを見せていた場所でした。
海沿いにあることから、東日本大震災で津波に被災しましたが、2015年には、わんぱく城など一部施設が復活。休日ともなると、27メートルのスライダーに子どもたちが集まります。海を間近に見られるこの公園。復旧、復興の様を見届けながら、故郷の有り難みや、震災について思い馳せてみてはいかがでしょうか。
原町シーサイドパークは、「北泉海浜総合公園」とも呼ばれ、夏は海水浴場として、そして子どもも大人も遊べる地元の人気スポットでした。昨年、一部が復旧し、ようやく少しずつかつての姿を取り戻しつつあります。やはり、海沿いの公園には子どもたちの歓声が似合います。このまま復旧が進めば、かつての姿を私たちの前に見せてくれることでしょう。その日が待ち遠しいですね。
イベント名 | 原町シーサイドパーク |
場所 | 福島県南相馬市原町区北泉字地蔵堂475 |