レポート
2016.09.29

シリーズ「海と復興」かしま福幸商店街

 

東日本大震災で巨大津波の被害を受けた福島県浜通り。地域の復興の「今」を見つめ、今一度、海に根付いた地域の文化や、その町に生きて来た人たちに思い馳せたい。海と日本 PROJECT in ふくしまでは、そんな思いから、被災地の今を紹介するシリーズ「海と復興」をお届けして参ります。

今回が第9回目です。南相馬市鹿島区にある、かしま福幸商店街をご紹介します。

かしま福幸商店街は、東日本大震災により被災、あるいは福島第一原子力発電所20㎞圏内の警戒区域にあり営業ができなくなった店舗事業者に対しする仮設店舗です。2011年10月23日にオープンして5年半あまり。地域の買い物の拠点として、鹿島地区の復旧、復興を見守ってきました。

鹿島区は、東日本大震災で大きな津波被害を受けただけでなく、警戒区域にあったことから多くの商店が営業できなくなりました。現在もまだ復旧、復興の途上にあります。前を向いて営業を続けてきた復興商店街は、地域に希望の光を灯し続けてきました。飲食店以外にも理容店や接骨院などもあり、地域コミュニティの拠点としても機能してきました。

 

鹿島区の復興を見届けてきた「福幸」商店街。

  1. 黄色の看板が目印。幸せと福を呼び続けています。
  2. プレハブ店舗に5年半。それでも皆さん前を向いています。
  3. 地元の食を味わえるお店も数多くあります。

 

福島県浜通り中部、南相馬市や双葉郡では、現在も復旧、復興の途上にある地区がたくさんあります。鹿島区もそのひとつ。甚大な被害を受け、まだまだ震災前の姿は取り戻せていません。しかし、人々の暮らしは力強く、少なくない人が、ふるさとの復興のために歩みを続けています。そうした現在の姿、復興に向かう姿を見るのも、大切な復興支援ではないでしょうか。

 

イベント詳細

イベント名かしま福幸商店街
場所福島県南相馬市鹿島区西町1-88
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