東日本大震災で巨大津波の被害を受けた福島県浜通り。地域の復興の「今」を見つめ、今一度、海に根付いた地域の文化や、その町に生きて来た人たちに思い馳せたい。海と日本 PROJECT in ふくしまでは、そんな思いから、被災地の今を紹介するシリーズ「海と復興」をお届けして参ります。
第5回は、いわき市小名浜にある物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」をご紹介します。
いわき市最大の港町、小名浜地区の湾岸にある「いわき・ら・ら・ミュウ」。鮮魚店、レストラン、お土産点などが数十店舗ほど入店した大型物産センターです。年間数十万人の観光客が訪れるなど、小名浜地区を代表する観光名所にもなっています。
海のそばにあるため、東日本大震災では甚大な津波被害を受け、店は壊滅。長期間に渡り営業できない状態が続きました。現在は店舗自体は復活し、賑わいを取り戻しつつあるものの、地元の漁業が完全に復旧していない今、完全な復興を果たしたとは言えない状況が続いています。
しかし、他県産の魚介類を仕入れるなどして営業を維持。少しずつ震災前の来乗客数を回復している途上です。お店のなかでは、購入した魚介類をその場で焼いて食べることができる炉端焼きの店などもあり、福島の海の美味しさを味わうには充分。
連休ともなると、駐車場に停めきれないほどの人が来場します。いわきへいらっしゃる機会があったら、ぜひ足を運んでみて下さい。「いわき・ら・ら・ミュウ」のすぐ隣には、水族館「アクアマリンふくしま」もあります。丸一日楽しめるエリアです。ぜひ足を運んでみて下さい。
イベント名 | いわき・ら・ら・ミュウ |
場所 | 福島県いわき市小名浜辰巳町43-1 |