レポート
2017.06.30

ふくしま海遺産 第18回 勿来海水浴場

 

みなさんこんにちは。海と日本プロジェクトinふくしま専任事務局員の小松です。

こちらのコーナー「ふくしま海遺産」は、日常の景色に埋もれがちな「地元の海の遺産」を今一度掘り起こし、改めてその価値を再確認しようというコーナー。事務局員の気まぐれな取材によって紹介しているので、更新は少し不定期ですが、地元目線で海の魅力や関わりを紹介しています。

18回目の今日は、いわき市最南端の海岸、勿来海水浴場を紹介します。遠浅の海で、砂浜の面積も広く、いわき市有数の海水浴場として、県内外からたくさんの海水浴客を集めていた海岸です。震災後、数年は使用ができませんでしたが、現在は、数少ない遊泳地として、いわきの観光を支えています。

かつては、夏の季節だけで100万人を超える観光客を迎え入れた勿来海水浴場。レジャーの多様化した現在では、徐々に観光客数は減っており、震災を経て、さらに観光客は減っていますが、海水浴だけでなく、様々なイベントなども開かれており、今も変わらず多くの人たちを魅了しています。

 

いわき市最大規模の海水浴場

  1. 俳人、内藤露沾も勿来や平潟の海を句にしています。
  2. 広々とした砂浜。サーファーたちが波を楽しんでいました。
  3. 名勝「二つ島」が勿来のシンボル。初日の出の名所でもある。

 

今年、福島県で海開きが行われるのは、この勿来海水浴場と、四倉、薄磯の各海水浴場だけです。ぜひ足を運んで、いわきの海の魅力を感じて下さい。勿来海水浴場のそばには、名勝「勿来の関」もあり、いわき南部の歴史を感じられるはずです。勿来とは「来る勿(なか)れ」という意味ですが、この夏、来ないわけにはいきません。

(専任事務局員・小松)

 

イベント詳細

イベント名勿来海水浴場
場所福島県いわき市勿来町関田地内
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