みなさん、こんにちは! 海と日本プロジェクト in ふくしまレポーターの前野です。
今年の夏、私が暮らす中之作に、アメリカのミドルベリー大学の留学生2名がインターンシップで約1ヶ月滞在しました。留学生は、中之作地区の古き良き海辺の街並みを残すために、古民家再生やコミュニティデザインの取り組みを行うNPO法人「中之作プロジェクト」でインターンシップを行いました。今回は、留学生たちの休日の様子を紹介します。
とある休日、留学生と友人らと一緒に朝から永崎海岸を訪れました。今回は、永崎海岸で「SUP」を行うことに。SUPとは、「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略で、ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進むウォータースポーツです。サーフボードよりも大きいボードで安定感に優れており、初心者でも楽しめるスポーツとして近年注目を集めています。
留学生の2人は初めてのSUP体験ということもあり、緊張している様子でしたが、ボードに空気を入れて準備体操を行っているうちに緊張が少しずつほぐれていきました。SUPの経験者の方に教えてもらいながら、いざ海へ!
はじめは二人乗りで波に慣れつつ、慣れてきたら一人でボードに乗ります。 ボードに立つために必要なのは、バランスを取ること。経験者によると、SUPの中心に肩幅で立つこと、左右に傾かないように重心を真ん中に置くこと、パドルを水につけることの3点が重要とのこと。留学生たちもポイントを意識しながら実践していきます。
しばらくすると、コツをつかんだ一人がボードの上に立ち、水面をスイスイと移動していきます。はじめてにも関わらず、わずか10分ほどでコツをつかんだ姿に驚きの声があがっていました。
SUP体験を終えた2人からは、「大学の近くではトレッキングをすることが多く、海でのアクティビティは新鮮で楽しかった」「普段から自然の中で遊ぶことが多いので、マリンスポーツも楽しかった」という感想があがりました。普段何気なく見ている海が、留学生の2人にとっては新鮮にうつったようです。
観光庁によれば、こういったアウトドアアクティビティは「アドベンチャーツーリズム」と呼ばれ、「自然」「文化体験」「アクティビティ」のうち、いずれか2つ以上の要素を満たすものが、アドベンチャーツーリズムに該当するとのことです。外から訪れた人が感じた中之作の魅力を学び、今後の活動にいかしていきたいと思います。