暮らしの豊かさを再考する | 海と日本PROJECT in ふくしま

２０２３年は、私が暮らすいわき市の港町・中之作を中心に活動した１年となりました。シェアハウスのメンバーが増えたこと、江名地区に地域おこし協力隊の方がやってきたことにより、いろんな観点から「中之作」の魅力を発見することができました。

具体的に関わったのは、中之作の夏を感じるイベント「minnnato! nakanosaku」、港町に伝わる技術「浮き玉」の網掛け体験、漁具の整理活動、シェアハウスメンバーで企画した「榎戸市」です。構想から実行まで自分たちでやってみること、そして主体的にまちに関わることで、新たなつながりやご縁が生まれて、自分たちの暮らしがより豊かなものになっていったと思います。　

こうした自分たちの手で暮らしをつくる実践は決して特別なものではなく、水揚げした魚を加工したり、効率的に魚を獲れるように漁法を改善するなど、中之作をはじめとする港町でかつて当たり前に行われていた実践なのではないでしょうか。

中之作で暮らしてきた先人たちに暮らしの知恵を学びながら、「海」という限りある資源でどのように豊かな暮らしをつくっていけるか、これからの時代に必要な豊かさとはなにかを考えて、活動していきたいと思います。引き続き、海と日本プロジェクトinふくしまをよろしくお願いいたします！

海と日本プロジェクトinふくしまレポーター：前野