レポート
2024.11.05

秋の味覚が今年もやってきた!小名浜港でサンマ初水揚げ

 

みなさん、こんにちは! 海と日本プロジェクト in ふくしま、レポーターの染矢です。

今年も小名浜に秋を知らせるサンマシーズンが到来! 11月5日(火)の午前6時頃、いわき市小名浜港で今シーズン初となるサンマが水揚げされました。水揚げされたのは、北海道襟裳沖で獲れたサンマ約50トン。震災後以降、2番目に遅い初水揚げとなりましたが、漁獲量は不漁だった去年の約4倍。

今回は、小名浜にある水産加工や販売を行う上野台豊商店の工場にお邪魔し、獲れたてのサンマがどのように仕分けされているのかレポートしていきたいと思います。

 

サンマが食卓に並ぶまで…

  1. テンポよく流れてくるサンマを手際よく仕分ける
  2. 仕分け機械にかけられたサンマが勢いよくカゴにイン
  3. 氷をたっぷり入れたタンクで鮮度をキープ

午前9時、ガタンガタンと機械音が響き渡る工場で、すでに従業員の方たちが黙々と作業されています。巨大な魚槽タンクの中を覗くと、光沢を放つ大量のサンマの姿が! 

氷でキンキンに冷えたタンクに集められたサンマは、ベルトコンベアに乗って仕分ける機械にかけられ、大きさごとに選別。次から次へとサンマが運ばれていく過程に、つい目が離せなくなります。

機械でサイズごとに分けられたサンマは、鮮度の良さを表すかのように出口から勢いよく飛び出してきます。小さいものは加工用に、大きいものは鮮魚出荷用に分けられます。

仕分けの後は、手作業によるパッキング。鮮度を保つために、すばやくかつ丁寧に作業しなければなりません。頭を揃えてきれいに発泡スチロールにパッキングされたサンマは、その日のうちに発送されます。

代表の上野臺さんによりますと、今シーズンのサンマは例年に比べ少し小ぶりのようですが、鮮度がよく脂ノリもいいとのこと。新鮮さを味わうには、やっぱりシンプルな塩焼きでいただくのがいちばんではないでしょうか。

近年、水温上昇などの影響により不漁が続いているサンマ。昔と比べて値段も高く手に入りにくくなりましたが、小名浜のサンマが味わえるのは今の時期だけ! サンマの水揚げが続くこの約1ヶ月間、存分に秋の味覚を味わいましょう。

 

イベント詳細

イベント名小名浜港のサンマ初水揚げ
日程2024年11月5日
場所小名浜港

レポーター紹介

染矢 優香(そめや・ゆか)

埼玉県所沢市出身。2021年にいわき市へ移住。旅行ガイドブックの編集・ライターを経て、現在いわき市でフリーランスとして活動中。

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