はじめまして! 今月から「海と日本プロジェクト in ふくしま」の学生レポーターになりました、ソロ活が趣味の髙橋果歩(たかはし・かほ)と申します。よろしくお願いします。
広島県尾道市生まれ。転勤族の家庭に生まれ、幼少期は福岡で、小学校から高校までを埼玉県で過ごしました。高校卒業後は広島の大学に進学。大学在学中はお気に入りのリュックを相棒に、東から西まで日本全国を旅したり、海を渡って東南アジアも旅してきました。そして2024年4月から大学4年の代を休学し、「海と日本プロジェクト in ふくしま」の事務局を務めるヘキレキ舎にインターン生として加わっています。
学生時代を全国で8つしかない「海なし県」埼玉で過ごしたため、海への憧れは人一倍! 旅をするときも、海岸沿いかどうかをひとつの基準に場所を選んでいます。そんな海好き、そしてソロ活が趣味の大学生目線で、福島にまつわる海の情報を発信できればと考えています。よろしくお願いします!
さて、自己紹介はほどほどに、いわき到着3日目にして、さっそく気になっていた「アクアマリンふくしま」でソロ活をしてきました。水族館でのソロ活は、いわば非日常的な散歩。行き先は決めず自分の気が向く方向へ進んだり、お気に入りを見つけたら気が済むまで立ち止まってみたり。日常ではあり得ない道を散歩できる水族館はソロ活好きにはたまりません。そこで今回はアクアマリンふくしまでソロ活した感想をシェアしていきたいと思います。
アクアマリンふくしまがある福島県いわき市は、東北の中では太平洋側の最南端に位置する地域。親潮と黒潮がぶつかる潮目に位置するこの場所にちなんで、アクアマリンふくしまの展示は「潮目」がテーマになっています。
今回私が訪れたのは、平日の10時頃。開園してからまだ1時間足らずですが、駐車場の半分は埋まっていました。ざっと見渡してみると、いわきナンバーが6割ほどで、地元の方からも愛されているんだなとひしひし。平日の午前中なだけあって、子供連れのお客さんが多く、館内が明るい空気に満たされていました。
まず入口を入って右手にあるのが「わくわく里山・縄文の里」です。縄文時代の自然を、全長約200mあるトンネルから見ることができます。トンネルの最後には、ユーラシアカワウソの家族がお出迎え。ユーラシアカワウソは世界に現存する13種類のカワウソの中で、すでに絶滅したニホンカワウソに最も近い種とされています。
しかも、そんなニホンカワウソ、いわき市内にある縄文時代の遺跡からも骨が出土していたりと、いわきという土地にも縁があるそう。いわきとカワウソ、縄文時代の関係に想像が膨らんでしまいます。
トンネルを抜けた後は、大きな広場を横切り本館へ向かいます。導線には屋根付きの通りも備わっていました。雨でもソロ活ができる設備に、とてもテンションがあがります。
本館に入り出迎えてくれたのがたくさんのお花たちです。今回訪れた時期はちょうど「スプリングフェスティバル」のタイミングだったらしく、中央には桜やチューリップなど春の花々を飾った「フラワータワー」が! 水族館にいる生き物のぬいぐるみとお花がコラボして、なんとも微笑ましい空間が広がっていました。
さらに進むと、一気に照明が落ち、ついに海の生物の展示がスタートします。アクアマリンふくしまでは、シーラカンスの調査に力を入れているため、このコーナーでは調査で得られた貴重な映像も見ることができました。
また、世界で初めて、現存するシーラカンスの標本2本の同時展示に成功しています。水族館の展示のはじまりが、古くから姿を代えない別名「生きた化石」シーラカンスの標本だなんて、ストーリー性を感じますね。
小さい頃は目の前に広がる魚に夢中で気が付きませんでしたが、大学生になった今改めて訪れると、水族館は世代によって異なった楽しみ方ができる施設だなと思いました。子供にとっては水の動物が見られるお出かけスポットだとしても、カップルや夫婦にとっては、同じ生き物を見た、という時間を共有する場所です。
また、親にとってはあり余る子供のエネルギーの発散場所であり、おばあちゃんやおじいちゃんにとっては、孫の写真を違和感なくカメラに収められる絶好の瞬間でしょう。立場や一緒に来たメンバーによって色々な楽しみ方ができる水族館。同じ場所であっても毎回違う楽しみ方ができるので、今度はソロ活ではない別の形で訪れたくなりました。
ソロ活視点で振り返ると、展示がほぼ屋内にある水族館は、天候に左右されない絶好のお散歩スポットです。水族館といいつつ動物や植物も展示されており、お得な気分になれるのも嬉しいポイントでした。続きは「アクアマリンふくしまでのソロ活体験 vol.2」でシェアします。お楽しみに!
イベント名 | アクアマリンふくしまでソロ活 vol.1 |
場所 | アクアマリンふくしま |