みなさんこんにちは! 海と日本プロジェクトinふくしま学生レポーターの、ソロ活大学生こと“たかほ”です。地元が海なし埼玉と、海とは遠い暮らしをしていた私だからこそ海への憧れは人一倍! ソロ活をするときも、気づけば海を感じられる場所を選んでいます。
そんな海好き、ソロ活好きな大学生の視点から、福島にまつわる海の情報をソロ活と絡めながら発信していく連載シリーズ「たかほのソロ活キャンパス」。vol.2の本記事は、前回に引き続き「アクアマリンふくしま」でのソロ活体験をシェアします!
「海・生命の進化」コーナーから長いエスカレーターを上ると、「ふくしまの川と沿岸」コーナーが始まります。福島県内にある川の上流域から海岸までを植物とともに展示し、生息環境をまるっと再現しているのが特徴です。自然光を取り入れているため、より自然に近い環境が整っています。
気になる川の再現度は、別名「川の国」ともされる埼玉県民の私が認めるレベルでした! 実は埼玉は、県内全体に占める河川面積の割合が全国2位。小学校の校外学習では、二大河川の荒川・利根川を巡るなど、義務教育時代から川が身近にありました。
小学校の校外学習の目的地にもたびたびなるなど川には思い入れがある埼玉県民ですが、そんな埼玉県民の私にとっても、懐かしいあの頃を思い出してしまうほどの川の再現度でした。海のない県として知られる埼玉ですが、実は水との関わりが全くないわけではないんです。
また、私にとって、親しみがある展示物とソロ活はとても相性がよく感じられます。なぜなら自分の中にある想い出と展示を照らし合わせて、記憶を遡る時間を「誰にも迷惑をかけず」存分に満喫できるからです。「小学校の遠足でこの生き物見つけたな」「そういえば小学生の頃って‥」と、どんどん想像を膨らませてみる。他人にとっては取るに足らない時間でも、意外と自分にとっては大事だったりするんです。
また、一言で「川」といっても、水温が夏場でも上がらない上流域や、川が海に注ぎこむ河口など環境はさまざま。「なぜこの生き物は、色々ある河川の環境化でこの場所に住処を決めたんだろうか」と思考を巡らせるのも面白いですね。
「ふくしまの川と沿岸」コーナーを抜けると、ついに「アクアマリンふくしま」の目玉のひとつ、「北の海の海獣・海鳥」コーナーへ突入です。
ここには海獣トドやアザラシを筆頭に、北の海にすむ大型の哺乳類と海鳥が展示されていました。おすすめの時間帯は、1日に2回ある餌やりタイムです。ガラス越しに見る動物たちの迫力は凄まじいものがあります。
個人的にアザラシと匹敵するぐらい魅力的だったのがエトピリカでした。北太平洋に分布し、鮮やかなオレンジ色のくちばしと目の上の長い飾り羽が特徴の海鳥です。
海の生物にしてはマイナーで、若者で名前を知っている人すら珍しい動物に、どうして惹かれたのか。魅力的だった部分はズバリ、翼を羽ばたかせ空を飛ぶようにして泳ぐ動作です。水面上では静かに泳いでいるように見えますが、水面下では一生懸命両足をバタつかせているギャップにやられました。
実際アザラシなど水族館のエース的存在の横にいながら、匹敵、もしくはそれ以上に、エトピリカはお客さんの視線を集めていました。いつもは見えるはずのない水面下での動きも、ガラス越しに見られるのが水族館の魅力ですね。水の生き物のプライベートにお邪魔しているような感覚になりました。
今回紹介した体験をソロ活目線で振り返ると、私は自分の気持ちを第一優先にコースや配分を組み立てていました。人気のある動物に多くの時間を割き、マイナーな動物は流し見る。遠足などの集団行動にありがちな、色々な人の意見を汲み取った鑑賞もありですが、ソロ水族館の魅力はそこではありません。
せっかく色々な水の生物を観察できる水族館に来たのだから、他人の目を気にせず自分の興味に従って鑑賞する。そんなソロ水族館がもっと選択肢になってもいいはずです! 過去に家族や友達と行った想い出の水族館を、今度は自分1人で回ってみるのも面白いかもしれませんね。たとえ同じ場所でも別物に感じるはずです。
アクアマリンふくしまに行ってみて感じたこと。じつはまだまだいっぱいあります。この続きは「アクアマリンふくしまでのソロ活体験 vol.3」でシェアしますので、お楽しみに!
イベント名 | アクアマリンふくしまでのソロ活体験 vol.2 |
場所 | アクアマリンふくしま |