レポート
2018.08.23

筑波大生現地調査レポ9 海の幸を気軽に楽しめる小名浜のにぎわい

 

今年、海と日本プロジェクト in ふくしまでは、福島の海の復興の現状や風評被害について現地調査を行う、筑波大学社会学類・五十嵐泰正ゼミとコラボ。学生目線で、そのリサーチ結果や感想をレポートしてもらう連載企画をスタートします。初めて福島の海を訪れる学生たち。福島の海は、彼らの目にどのように映るのか。これからの「海づくり」の参考にすべく、長期的に連載していきます。

 

 

筑波大生現地調査レポ vol.9

7年経った小名浜の日常 にぎわい戻る日曜日の午後

みなさん、こんにちは!筑波大学社会学類3年の坂倉みきです。今回は7月22日に私が訪れた小名浜港地区のレポートを行いたいと思います。日差しにきらめく美しい小名浜港を前に、アクアマリンふくしまやイオンモールなどランドマーク的な建物や商業施設が立ち並ぶ小名浜地区で過ごす日曜日の昼は楽しいひとときでした。

 

筑波大生が見る小名浜港

  1. 小名浜港の様子
  2. 「いわきららミュウ」で販売されているいわき市の郷土料理「うにの貝焼き」
  3. 「美食ホテル」で販売されている名物「カジキメンチ」

 

まず最初に訪れたのは「いわき・ら・ら・ミュウ」。ここでは、厳選された安心安全な海産物が取り揃えられています。1階にある「まるふと直営店」では、いわき市の郷土料理である「うにの貝焼き」が600円で頂けます。うにの貝焼きは、うにの身をホッキ貝の殻に盛り蒸し焼きにしたものです。

続いて訪れたのは「美食ホテル」です。1階にある小名濱濱食堂では、名物の「カジキメンチ」が頂けます。このカジキメンチは第2回sea級グルメ全国大会で優勝した逸品で、揚げたてが食べられるので立ち寄った際には是非一度食べてみて下さい。

美食ホテルを出てると目の前には一面の海が広がっていて、美しいフォルムで有名な「小名浜マリンブリッジ」を一望できます。ちなみにこの橋名は2016年末の公募で総応募数288通の中から決定され、地域の方にとっても愛着のあるものになっています。
現在は歩道が一般開放されており、今年2018年の11月末までは「毎週日曜日の9時から16時」に限り歩行者のみが橋を散策できます。一般開放は期間が限られているので、みなさん近くに立ち寄った際には是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?美しい小名浜の景色を海上から眺望できます。

 

筑波大生が見る小名浜港

  1. 小名浜港と「小名浜マリンブリッジ」
  2. 小名浜の新ランドマーク「イオンモールいわき小名浜」
  3. 「イオンモールいわき小名浜」のイオンスタイルで販売されている小名浜産「わら焼きしめさば

 

そして最後に訪れたのは「イオンモールいわき小名浜」です。このイオンモールいわき小名浜は今年2018年の6月15日にオープンしたばかりの小名浜の新たなランドマーク的なショッピングモールです。訪れたのは日曜日ということもあり、家族連れや子供たちでどこのお店もとても賑わっていました。
実はこのイオンモールいわきは、福島臨海鉄道(貨物線)の旧小名浜駅跡地に建設されました。旧小名浜駅は2011年の東日本大震災の際に、高さ2m越えの津波に襲われ壊滅的な被害を受けました。その後東日本大震災の復興事業として駅移転の計画が進められ、2015年には約600m西側に移転した新しい駅で営業が再開されました。
イオンモールの2階ウエストコートに位置する「イオンスタイル」はスーパーで、生鮮食品などが販売されています。そこの水産コーナーを見てみると、地元小名浜で水揚げされた鯖を使用した「わら焼きしめさば」がオススメ商品として売り出されていました。

小名浜で水揚げされたとなれば、小名浜港の目の前に位置するイオンモールいわき小名浜ではとても新鮮な状態のものを買えるという点がいいなと感じました。
今回ここで紹介したもの以外にも、小名浜港を少し歩いてみるとまだまだ沢山、みなさんも新鮮で美味しい「小名浜名物」に出会えるはずです。美味しい地元の海の幸に、美しい小名浜の海辺、そしてそこに集う人々。地域の人々から愛され親しまれる小名浜港の姿がそこにはありました。

 

イベント詳細

イベント名筑波大学社会学類・いわきでの調査実習
日程2018年7月22日
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