みなさんこんにちは! 海と日本プロジェクト in ふくしまレポーターの前野です。
2022年7月16日(土)に、いわき市の4つの海水浴場で、海開きが行われました。前日まで雨が続いていたいわき市でしたが、海開き当日は連日続いていた雨が止み、久しぶりの海水浴を楽しもうと、家族連れを中心に近隣住民の方々が訪れていました。
いわき市の海開き式が行われた薄磯海水浴場、サーファーが集う四倉海水浴場、初日の出スポットとして有名な久ノ浜波立海水浴場、海の家が開設されている勿来海水浴場、それぞれの海水浴場の様子をレポートします!
まず訪れたのは、点灯120周年を迎えたまちのシンボル、塩屋崎灯台を望む薄磯海水浴場。いわき市の海開き式が開催されるということもあり、式典を見ようと多くの人が会場に集まっていました。
午前10時から行われた海開き式には、地元の関係者が集まり、無事故を祈る神事や、フラガールズ甲子園出場校によるフラの披露などが行われました。
薄磯海岸は、美しい砂浜と透明で綺麗な波を楽しめることから、いわきの海水浴場の中で唯一、日本の渚・百選に選ばれています。
また、薄磯海岸は「鳴き砂」でも有名で、綺麗な海水と砂浜の海岸だけが、歩くと音が出ると言われています。薄磯海水浴場に訪れた際は、砂浜を歩いた時に聞こえる、「キュッキュッ」という音を味わってみてください!
続いては、四倉海水浴場です。お昼頃になると時折雨がちらつきましたが、押し寄せる波を楽しもうと、多くのサーファーたちで賑わっていました。
四倉海岸は、白い砂浜が東西に300m、南北に500mに広がる、開放感にあふれた海岸です。広い砂浜を会場に、ビーチサッカーやサーフィンの大会が開催されることもあるんだとか!
四倉海岸に寄せる波は、真っ直ぐでくせがないのが特徴で、波打ち際の水深も浅いこともあり、熟練のサーファーだけでなく、女性や初心者からも親しまれるサーフスポットです。
広々とした駐車場はもちろん、近くには道の駅「よつくら港」や、最近オープンしたレンタサイクルショップ「颯サイクル」があり、いわきの食や景色を、気軽に楽しめる観光スポットとなっています。
続いては、久ノ浜波立海水浴場。海から突き出た弁天島や朱塗りの橋と鳥居がシンボルになっており、初日の出スポットして人気のスポットです。
波立海岸は、砂浜ではなく玉砂利の珍しい海岸で、玉砂利を持ち帰ると目の病気を患うという言い伝えがあります。
他の海岸とはうってかわって、磯の香りが漂う久ノ浜波立海水浴場では、ヒトデやカニを捕まえるなど、子供たちが磯遊びに夢中になっていました。
近くには、境内にたくさんの紫陽花が植えられている「波立寺」、通称アジサイ寺があり、梅雨の時期から初夏にかけて多くの人が訪れます。現在は見頃過ぎですが、まだ綺麗な紫陽花を楽しめますので、まだの方はお早めに!
最後は、勿来海水浴場です。茨城県と隣接する遠浅の砂浜で、県内外から海水浴客が訪れています。
1997年に創業した海の家「はまかぜ」は、今年の海開きに合わせてリニューアルオープンしました。ここでは、飲食のみならず、浮き輪やボディボードなど、マリンアクティビティを楽しむグッズの貸し出しも行っています。
はまかぜで働いているスタッフによると、勿来海岸では、ヨガインストラクターの指導のもと、ビーチヨガやビーチクリーンイベントが’行われているそうです。
海の家には、海辺で行われている地域のイベント情報が集まります。海水浴で訪れたことをきっかけに、地域で行わるイベントに参加してみることで、また違った地域のよさや取り組みを知ることにつながるかもしれません。
新型コロナウイルスの影響で、今年3年ぶりにオープンしたいわき市内の4つの海水浴場。海開きに合わせて、地元の有志の方たちによって行われた清掃活動や、海水浴に来てくれた人に感謝を伝えるために、海岸で拾い集めた貝殻を無料でプレゼントする取り組みが行われていたことを知りました。
みんなが海水浴を楽しめるように、安全を見守ってくれている監視員やライフセーバーの方々に感謝しながら、浜通りの海を楽しんでいきましょう!今年の海開きの期間は、8月中旬から下旬までの予定です。コロナによって失われた人とのつながりを、海をきっかけに紡ぎ直す。そんな夏になればいいなと思います。
海と日本プロジェクト in ふくしまレポーター 前野
イベント名 | いわき市 海開き |
日程 | 2022年7月16日(土) |
場所 | いわき市久ノ浜・波立海水浴場、四倉海水浴場、薄磯海水浴場、勿来海水浴場 |