レポート
2022.05.30

海のある暮らし【波立海岸編】

 

みなさんこんにちは!海と日本プロジェクト inふくしまレポーターの前野です。

これまで海と遠い暮らしをしていた私ですが、2022年4月にいわきにやってきて、人生で初めて海が身近に感じられる暮らしを送っています!海プロ inふくしまのレポーターとして、福島県の海にまつわる様々な情報や、私の暮らし・体験を発信していきたいと思います。海のある暮らしシリーズ第二弾の今回は、波立海岸での日の出チャレンジの様子をお伝えします!

 

 

事の発端は、ビーチクリーン活動をしているいわきの方に、日の出を見ながら海で清掃活動をやってとても気持ちが良かったという話を聞いたことでした。山形県出身の私は、日本海に沈む夕日は見たことはありますが、朝太陽が海から上ってくる瞬間は見たことがありませんでした。

「よし! 行ってみよう!! 」
ほぼノリと勢いで日の出を見にいくことを決め、同じシェアハウスに住む一人を、強引にこの計画に巻き込むことに成功しました。前日の夜に日の出の時間を調べたところ、なんと4時33分であることがわかり、その日は遠足前の園児のように8時に就寝しました。

次の日の朝、眠い目をこすりなんとか4時ごろに家を出発すると、日の出の時間はまだなのに、空はもう明るくなっていました。「せっかく早起きしたのに、もう昇ってしまったかも…? 」 半ば諦めの気持ちで、二人で目的地である波立海岸に大急ぎで向かいました。

 

●波立海岸弁天島とは

いわきの日の出スポットとして、とても有名だという理由で行き先に決めたのが「波立海岸弁天島」です。小島の岩上には弁財天をはじめ、稲荷、龍神、風神と雷神、そして七福神といった神々が祀られていて、小島にある朱の鳥居は、東日本大震災の大津波に耐えたため、復興のシンボルの一つとして知られています。

また、小島の北方向にある岩礁が、“ワニ”の姿に似ていることと、ワニに食べられた娘の仇討伝説が伝わるという二つの理由から“鰐ヶ渕”と呼ばれているそうです。波立海岸弁天島は、観光客にとっては初日の出スポットと、地域の人にとっては信仰と伝説を感じるスポットの、二つの側面を持っている場所といえるのではないでしょうか。

 

 

「せっかく来たんだし、楽しもう!」 そう自分たちを勇気づけ、砂浜で海をぼんやり眺めていたところ、急に太陽が海からスゥーっと姿を現しました。 「まだ昇ってなかったんだ!!! 爆笑」
無事に見届けることが出来た日の出は、水平線を真っ赤に照らしながらどんどん上に昇っていきました。

 

 

一緒に行ったシェアハウスの同居人は、いわきの出身でありながら内郷地区に住んでいたため、年に2・3回しか海に行く機会がなかった方でした。「初めて日の出を見れたし、こんなすてきな場所が地元にあると知れて良かった〜! 誘ってくれてありがとう! 」帰りの車で、こんな素敵な感想を私に伝えてくれました。

ここでしかできない体験が出来たことによる喜びと、誰かにとって地域の新しい魅力を知るきっかけになれた喜び、二つの喜びを得られた時間だったんだなとその言葉を受けてしみじみと感じていました。

 

 

同じ体験を共にし、喜びを分かちあう。
地元の人/ヨソモノという「立場」を共有するのではなく、「感情」を共有するというシンプルなところから関係性を紡ぐ大切さを学んだ体験でした!それではまた次回!

海プロ in ふくしま レポーター:前野有咲

イベント詳細

イベント名日の出チャレンジ@波立海岸
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