みなさんこんにちは。11月27日(土)にいわき市・小名浜で海ゴミを使ったアート作りのワークショップが開催されました。
主催したのは、海岸に落ちているマイクロプラスチックを使ってアクセサリー制作をしている『Better Days』の正木里奈さんが講師を務めました。正木さんは今月、エスパル福島でも海ゴミを使ったアクセサリー作りのワークショップを開催しており、楽しみながら環境問題について考えるきっかけとなるような活動を行っています。
今回はこのイベントについてレポートしていきます。
まずは小名浜の神白海岸でゴミを拾っていきます。砂浜に降りてあたりを見まわしてみると、海ごみの量に驚かされます。まずは目につくものから拾っていきます。
ゴミの中には、海外から流れ着いたであろう外国語表記のペットボトルもあります。子どもたちにとっては、海外で出たゴミが、自分たちの住むいわきの海岸に流れ着いているというのはなかなか衝撃的なようです。
砂浜には、目につくサイズのごみだけでなく、マイクロプラスチックも散らばっています。マイクロプラスチックはアクセサリーの素材になるので、注目して拾っていきます。
ゴミ拾いの後は、場所を移動してアクセサリー作りに取り掛かります。
まずは、講師の正木さんから、アクセサリーの作り方についてのレクチャーがありました。海岸から回収した小さなプラスチックの欠片を使って、レジンのアクセサリーにしていきます。好きな方を選んで、マイクロプラスチックを埋め込んでいきます。
海ゴミが再び価値のあるものへと生まれ変わり、その過程も子供たちに楽しんでもらえるというのは素晴らしいことですよね。
プラスチックが固まったら、アクセサリーの出来上がりです。海を思わせる貝殻の形や、クリスマスツリーの飾りにも使えそうな雪の結晶の形など、それぞれの個性が光るものばかりでした。このアクセサリーを身に着けたり、家に飾っておくことで、海のことについて考えるきっかけになると良いですね。
ゴミ拾いとアクセサリー作りを通じて、子どもたちも仲良くなったようで、和気藹々とした雰囲気の中ワークショップは終了しました。環境問題、というと子どもたちは難しく感じてしまうかもしれないので、今回のワークショップのように楽しみながら問題についても知っていけるというのが、入口作りとして大事ですよね。
海と日本プロジェクト in ふくしまレポーター:松井武郎
イベント名 | 海と日本プロジェクト in ふくしま × Better Days コラボワークショップ |
参加人数 | 12 |