レポート
2025.12.25

海辺のオフィスで贅沢ワーク

 

みなさん、こんにちは! 海と日本プロジェクト in ふくしま、レポーターの染矢です。12月に入り、寒さが日に日に増して冬の到来を感じています。11月下旬、霜が降りるほど凍えるような寒いある朝。太陽が顔を出すと、先ほどの朝が嘘だったかのように暖かくなり、この日の温度は18度まで上がりました。まるで春のような心地よい陽気にすっかり浮かれた私。「そうだ、海を見ながら仕事しよう!」と思い立ち、海辺で贅沢ワークをしてきました。

やってきたのは、自宅から車で約25分ほどの場所にある薄磯海岸。白い砂浜が美しい市内で人気の海水浴スポットです。海辺の目の前に駐車場があるので、車に乗ったままオーシャンビューを楽しめます。到着した時間がちょうどお昼だったというのもあり、駐車場には車に乗って海を見ながらお昼休憩する人の姿が見られました。

最近は寒くてすっかり足が遠のき、海にやって来たのは久々。やわらかな日差しと穏やかに波打つ青い海が目の前に広がり、寒さで縮こまっていた体がゆるゆると解放されていきます。「はぁ、もう最高……」とつい口にしてしまうぐらいの心地よさをしばらくの間、堪能することに。

パワーチャージしたところで、次に簡易的なオフィスをセッティングしていきます。私の愛車は、ラゲッジスペースが大きく、さらに後部座席をフラットにすることで大人が寝そべることができるほど広いスペースを確保できます。ここに、車の収納棚をテーブルにして、家から持ってきたクッションを置けば、立派な海辺オフィスの完成! せっかくなのでバックドアも全開にして、より解放的な空間に仕上げました。遠くで聞こえてくる心地よい波音をBGMにして、いざ海辺の贅沢ワークスタート。

海パワーで心も身体も仕事も絶好調!?

  1. 波音のBGMが心地よいリズムを刻み、仕事も捗りました
  2. 後部座席のドアもバックドアも全開にして、開放感マックス!
  3. いつまでも触っていたくなるサラサラの感触がたまりません

いつも午後になると集中力が欠けてしまう私ですが、最高のロケーションのおかげですぐに仕事モードに切り替えることができました。途中で10分間の休憩をとったのですが、いつもならスマホに手を出すところ、この日は外に出て身体をストレッチしてみることに。

この日朝のラジオで「休憩中は電子機器から離れて、ぼーっとする時間を作って脳を休めよう」と耳にし、早速実践することにしたのです。身体を伸ばし、脳もしっかりと休憩させることで、すぐに仕事に戻ることができました。仕事の途中、私がこの世で最も嫌いなカメムシの襲来がありましたが、それもむしろ海辺オフィスの醍醐味だと感じるほどの心の余裕もありました。

考え事をする時には、パソコンから目線をずらし、海を眺めたり遠くの景色を見るように意識してみたところ、普段感じている目の疲労を感じにくかったのです。集中力も上がって、脳にもうれしい効果があり、目にもやさしい。一石三鳥?な贅沢オフィスを偶然思いついた私は、誰にも知られていないとっておきな場所を見つけた時のような高揚感で胸がいっぱいになりました。

仕事おわりは、せっかくなのでお散歩することに。まずは防波堤沿いを歩き、海全体の景色を眺めながら酷使した目と脳をリフレッシュ。歩いているうちにもっと近くで海を見たくなり、階段を降りて浜辺へ。

靴を履いていても足の裏から、砂浜の柔らかくて芯のある心地よい感触が伝わってきます。思わず手でも砂浜を触ってみたくなり、サラサラとした美しい砂の感触をしばしの間、堪能。仕事の疲れが吹っ飛び、身体も心も軽やかになりました。

私が訪れたのは平日の昼間でしたが、意外なことに海を見にきたバイカーや海沿いを散歩する人、浜辺に座りじっと海を眺める人など、次々にいろんな人が訪れていました。どんな目的で来たかは分かりませんが、皆ここでなにかしら心のチャージをしているようでした。

海は海水浴の場だけでなく、集中できるオフィスにも、疲れを癒すリラックススポットにもなれる。もしかしたら、海の過ごし方は人の数だけあるのかもしれません。海が秘めている無限大な可能性をひしひしと感じる1日となりました。皆さんも、自分だけのとっておきな海での過ごし方をぜひ探してみてください!

場所薄磯海岸
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