ライフセービングを通じて、いわきの海の魅力を発信し、観光資源として育てていこうというイベント「海フェスin勿来」が、7月8日(日)、いわき市の勿来海水浴場で開催されました。東京都内の体育大学のライフセービング部の学生や、地域の関係者、そしてたくさんの子どもたちが大盛り上がり。砂浜には賑やかな声が響き渡りました。
この海フェスは、いわき市でライフセービングの普及を目指すいわきライフセービング実行委員会が開催したものです。当日は、ライフセービングの魅力を知ってもらおうと、誰もが知るビーチフラッグスの競争や、ライフセーバーによる救助体験、さらにはジェットスキーのデモンストレーションなども行われ、海に親しむイベントとなりました。
特に関東地方の海岸などでは、監視はボランティアのライフセーバーが行うことが主流になっていますが、いわき市の場合は、市の観光に関わる部署の方が安全監視を行うことが多く、数の確保も難しいため、大規模なマリンスポーツやイベントなどが開催にしにくい状況になっているそうです。つまり、ライフセービングの普及は、海難事故の防止だけでなく、海の魅力づくり、観光の振興にもなるわけです。
関東地方などでは、東京にある大学のライフセーバーが海を監視することが一般的とのことですが、そうした大学のないいわきでは、彼ら、彼女たちにいわきまで足を伸ばしてもらうことが重要だということ。その意味でも、地元の人だけでなく、県外のライフセーバーたちにも、いわきの海の魅力を知ってもらうことが重要です。
この日のイベントのためにライフセーバーをいわきまで誘導し、イベントの開催に尽力されている皆さんに敬意を表するとともに、ライフセーバーも観光客も含め、県内外の人たちを「海」を通じてつなげるような動きに、今後も発信していきたいと思います。
(専任事務局員:小松)
イベント名 | 海フェス in 勿来海水浴場 |
参加人数 | 500名 |
日程 | 2018年7月8日(日) |
場所 | いわき市勿来海水浴場 |
主催 | 特定非営利活動法人 勿来まちづくりサポートセンター・いわきライフセービング実行委員会 |