みなさんこんにちは! 海と日本プロジェクト in ふくしまレポーターの前野です。本日8月17日11時、いわき市の小名浜漁港からサンマ船の一斉出漁がありました。しばしの別れを惜しもうと、朝早くから船員の家族や知人など多くの方々が港に駆けつけ、航海の安全と豊漁を祈りながら、サンマ船の出漁を見送りました。
お盆明けに行われるサンマ船の出漁。今年は、6隻の棒受け網漁船が小名浜漁港より出港しました。家族や知人が集まって岸壁から船を見送る「出船送り」では、船員のみなさんに激励のメッセージとプレゼントが贈られます。大漁旗が掲げられた船にカラーテープをくくりつけられると出船の準備が完了。汽笛が鳴り、出船がはじまると今年も色鮮やかなテープが舞いました。
熱い日差しが照りつける中での出航送りとなりましたが、「いってらっしゃーーい!」「頑張ってきてね!」と岸壁からは船の姿が見えなくなるまで声援が送られていました。この中から将来漁師を目指す人がいるのかもしれないと、船員のみなさんを元気に見送る子どもたちの後ろ姿をみて感じました。
例年不漁が続くサンマ漁。水産庁によると、今年は昨年よりサンマの漁獲枠を24%減少するという発表がありました。依然として課題にあがっている「資源の回復」に向けて、しばらく厳しい漁が続きそうです。海の豊かさを次世代につないでいくためにも、今後の漁業のあり方を国際レベルで検討していく必要があるのではないかと思いました。
海と日本プロジェクト in ふくしまレポーター:前野
イベント名 | サンマ船出船送り |
参加人数 | 500人 |
日程 | 2023年8月17日(木) |
場所 | いわき市小名浜漁港 |