9月13日と14日、いわき市の港町・江名(えな)の活性化を目指したイベント、「江名の町マリンフェスティバル2025」が開催され、さまざまな催しが開かれるなか、毎年恒例、「カジキ(ビルフィッシュ)」を狙う「サンシャインいわきビルフィッシングトーナメント」では、巨大なカジキが次々と釣り上げられ、大きな歓声が上がりました。
ビルフィッシングは、特にボートやクルーザーを走らせながら釣り糸を垂らすトローリングという方法で行われるダイナミックなフィッシングで知られ、特に、夏から秋にかけての季節は沿岸部でも釣れることがあり、日本各地で楽しまれています。この日も、全国から江名にクルーザーが集合。途中で釣り上げたカジキを検量してグランプリを決めていきました。
福島県の常磐沖は、暖流と寒流が交わる潮目の海。多くのプランクトンが発生するため、プランクトンを食べる小魚を求めて多くのカジキが集まります。このため常磐沖は世界的にも有名なカジキの漁場として知られるようになり、なんと平成10年からビルフィッシュトーナメントが行われてきました。
地元の小名浜海星高校の生徒が水揚げしたカジキを市内の小学校の給食でふるまったり、Sea級グルメ「ジャンボカジキメンチ」が味わえる店が各地にあったりと、カジキはローカルグルメとしても知られています。釣ってよし、食べてよし。カジキを中心に、江名の町がますます活気付いていきそうな、そんな予感を感じるイベントでした。
イベント名 | サンシャインいわきビルフィッシングトーナメント |
日程 | 2025年9月13日、14日 |
主催 | 江名の町再生プロジェクト |