イベント
2023.07.20

6つの海水浴場が海開き! いわき市内の海水浴場をレポート!

 

みなさんこんにちは! 海と日本プロジェクト in ふくしまレポーターの前野です。

2023年7月15日(土)に、福島県内の6つの海水浴場で海開きが行われました。小雨が降る中での海開きとなりましたが、各海水浴場で行われた海開き式典では、傘をさして式典の様子を見守る多くの方の姿がみられました。

今回は、6つの海水浴場のうち、いわき市の海開き式が行われた四倉海水浴場、毎年多くの海水浴客で賑わう薄磯海水浴場、初日の出スポットとして有名な久之浜・波立海水浴場、昨年に引き続き海の家が開設されている勿来海水浴場、それぞれの海水浴場の様子をレポートします!

 

半世紀ぶり! 四倉海水浴場に海の家がオープン!

  1. 海の家「日と出」が新たにオープン
  2. フラガールズ甲子園に出場する生徒らによるフラの披露
  3. 鳴き砂を守る会のみなさんが制作した砂の像

まず訪れたのは、海開き式典が行われた四倉海水浴場です。今年はなんと50年ぶりに海の家がオープンするということもあり、小雨が降り続くあいにくの天気でしたが、式典をみようと多くの方が訪れました。

午前10時30分から行われた海開き式典では、まずフラガールズ甲子園に出場予定の4校(磐城第一高等学校、平商業高等学校、いわき総合高等学校、好間高等学校)が合同でフラダンスを披露しました。会場にいた観客や生徒の保護者からは、多くの拍手がおくられ、海開き式典に花を添えていました。

次に行われたのは、四倉諏訪神社の宮司による神事です。会場に集まった全員で海水浴の無事故を願いました。いわき市長・内田市長や関係者らの挨拶、磐城第一高等学校の生徒による海開き宣言が終わり、いよいよ初泳ぎ。雨にも負けず、こどもたちや高校生らが今年初めての海を楽しんでいる様子でした。

会場では「いわき鳴き砂を守る会」のみなさんが制作した砂の像も式典を盛り上げていました! 「IWAKI」のロゴが入った像の制作時間はなんと2時間。海水浴を楽しむことはもちろん、自然を守り、綺麗な海や砂浜を持続させていくことも意識していきたいですね。

 

地元のキッチンカーも海開きを盛り上げる

  1. 雨でもはっきりと見える弁天島の鳥居
  2. すえつぎカフェのオーナー・岡森さん
  3. 福島の桃を使ったフラッペ

続いては、久之浜・波立海水浴場。久之浜・波立海水浴場の目玉は、海から突き出た弁天島や朱塗りの橋と鳥居です。潮がひくと磯遊びもできるので、砂浜以外の海を楽しみたい方におすすめの海水浴場です。

雨が強まり、この日は海水浴客の姿は見られませんでしたが、いわきの最北端・末続で、自家焙煎コーヒーと大阪スパイスカレーを販売している「すえつぎカフェ」が出店していたこともあり、地元・久之浜の方々の姿がみられました。

すえつぎカフェは、海開き当日と海の日の月曜日に久之浜・波立海水浴場に出店。海の家の屋台飯はもちろん、地元のキッチンカーグルメを楽しめる機会がもっと増えたらいいですよね。久之浜・波立海水浴場に立ち寄った際は、暑い夏を乗り切るフラッペを食べに、ぜひすえつぎカフェの本店にも行ってみてください!

 

日本の渚百景に選ばれた薄磯海水浴場

  1. 美しい砂浜が広がります
  2. 海の家と温水シャワーがあります
  3. かつおのぼりが空を舞います

次に訪れたのは、薄磯海水浴場です。美しい砂浜で有名な薄磯海水浴場は、日本渚百景にも選ばれています。綺麗な海水と砂浜の海岸だけが、歩くと音が出る「鳴き砂」の聖地でもあり、美しい砂浜を守ろうと鳴き砂を守る会のみなさんをはじめ、たくさんのビーチクリーン団体が海岸清掃を行っています。

薄磯海水浴場には、地元の民宿・鈴亀さんによる温水シャワーも海の家の脇に完備されているので、肌寒くなったあとでも安心です。

また、薄磯・豊間のシンボル「塩屋埼灯台」では、今年も海開きにあわせて、とよまの灯台倶楽部のみなさんによる「かつおのぼり」の掲揚が行われていました。四倉諏訪神社でも掲揚されているかつおのぼりは、カツオが力強くまっすぐ泳ぐ姿が、灯台が鋭く放つ光の筋に似ているといわれています。かつおのぼりの掲揚は終わってしまいましたが、塩屋埼灯台にのぼって薄磯海水浴場の全景を眺めてみてくださいね。

 

いわきの最南端・勿来海水浴場

  1. 地下道をくぐると、朱色の鳥居が
  2. この日は、ビーチバレーを楽しむ人の姿もみられました
  3. 海の家・はまかぜ(2022年の様子)

最後に向かったのは勿来海水浴場です。「勿来の関」をくぐり抜け、地下道を渡った先にみえる朱色の鳥居が勿来海水浴場の目印です。いわき市の海岸線は全長60キロにも及ぶため、いわきの南部にお住まいの方や、隣接する茨城県の方がよく訪れます。

1997年に創業した海の家「はまかぜ」が、昨年に引き続き海の家を開設します。今年は7月下旬のオープンを予定しているそうです。浮き輪やボディボードなど、マリンアクティビティを楽しむグッズの貸し出しも行っているので、手ぶらでも海遊びを楽しめます! お子さま連れの方におすすめですよ!

 

昨年、3年ぶりにオープンしたいわき市内の4つの海水浴場の来場客は、合計で12万人にのぼったそうです。今年は海の家が新たに開設されるなど、ますます盛り上がりが予想されるいわきの海水浴場。

厳しい暑さが続く中で、海で遊ぶ時間は心身のリフレッシュにつながります。いわきの海開きの期間は8月15日まで。お盆で帰省した方や浜通りに観光にきた方も、ぜひご家族でそれぞれの海水浴場の違いを楽しんでほしいと思います。

海と日本プロジェクト in ふくしまレポーター:前野

イベント詳細

イベント名いわき・海開き
日程2023年7月15日
場所久之浜・波立海水浴場、四倉海水浴場、薄磯海水浴場、勿来海水浴場
\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

戦争が生んだ美しい兵器「風船爆弾」
イベント
2024.05.15

戦争が生んだ美しい兵器「風船爆弾」

2024年春の「海と花見」開花情報
イベント
2024.03.18

2024年春の「海と花見」開花情報

ページ内トップへ