自然環境の美しい砂浜だけにあると言われる「鳴き砂」。いわき市の四倉海水浴場も、鳴き砂で知られる砂浜の1つです。その自然環境を守り、次の世代に引き継いでいこうと、7月10日、いわき市鳴き砂を守る会が主催して清掃活動が行われました。
この日は、ボランティアなど180名が参加。青いビブスを来て砂浜の清掃活動を行いました。鳴き砂はゴミが増えると鳴かないといわれており、環境保全が日常的に行われないと、持続されるのが難しいといわれています。この日は30分ほどの清掃で30袋近いゴミを拾いました。
清掃活動の後は、砂浜の砂を使ってお城や車を作る「サンドアート」も行われ、家族や友人たちと協力して作られたアート作品が砂浜を彩りました。同会では「遊びを通じて鳴き砂について学習し、環境を守ることの大切さを感じて欲しい」と話しています。
いわき市は鳴き砂で知られる海岸がいくつかありますが、東日本大震災と原発事故の影響で、鳴き砂で知られ、なおかつ海開きをしているのはこの四倉海岸だけになります。震災で環境や生態が大きく変化してしまった砂浜もある中で、鳴き砂が残ったのは不幸中の幸い。みんなで手をかけてこの地域の財産を守っていって欲しいものです。
イベント名 | 鳴き砂を守る会 四倉海岸清掃活動 |
参加人数 | 180名 |
日程 | 2016年7月10日(日) |
場所 | いわき市四倉海水浴場 |
主催 | いわき市鳴き砂を守る会 |