請戸漁港の今を知る「シーサイドシネマ」開催

2022-9-25
海と日本PROJECT in ふくしま

 

みなさんこんにちは! 海と日本プロジェクト inふくしまレポーターの前野です。

2022年9月17日(土)、浪江町の請戸漁港を会場に、「シーサイドシネマ in 請戸漁港」が開催されました。当日は、浪江町の復興のシンボルである請戸漁港で、海風を感じながら野外上映会を楽しもうと、多くの方が訪れました。

シーサイドシネマの主催を務めたのは「なみえコミュニティシネマ実行委員会」のみなさんです。なみえコミュニティシネマ実行委員会は、福島県浪江町で映画を通じたコミュニティづくりや地域活性化を目指し、2021年4月に設立された任意団体です。震災後、災害危険区域に指定され、誰も暮らすことができなくなった請戸地区に、足を運んでもらい新たな賑わいを生み出すという目的で、今回の企画が立ち上がりました。

 

「あの日」を思い出してもらうきっかけに

  1. この日も、請戸漁港には多くの漁船が停泊していました
  2. 福島県内からあつまったキッチンカーに並ぶ来場者のみなさん
  3. 請戸の夜空を、花火が彩りました

 

会場となった請戸漁港は、毎年約235トンの水揚げ量があり、沿岸漁業では県内有数の規模を誇る漁港でした。しかし、東日本大震災による津波の影響で、防波堤や岸壁が壊れるなど甚大な被害を受け被災。その後復旧工事が進み、2020年4月に9年ぶりに「競り」が開始されるなど、復興に向けての歩みを進めています。

この日は野外上映会のほかに、防災を学ぶ「防災キャラバン」や、福島県内各地から集まったキッチンカーや、古着・お花・絵本のショップなどが集い、会場内を盛り上げていました。さまざまなお店があることで、請戸漁港で過ごしてもらう時間が増え、新たな漁港の魅力を見つけるきっかけになります。

あたりも暗くなった18時30分より、上映会がスタート。海辺のまちに暮らす少女とその家族の物語を描いた「Coda あいのうた」が上映されました。上映会のあとは、フィナーレイベントとして10分間の打ち上げ花火が行われ、請戸の夜に打ち上がる花火を会場にいたみなさんで見つめていました。

映画を見にきた人も、今の浪江・請戸を見にきた人もみんなが一緒に楽しんでいる様子から、映画には人と地域をつなぐ力があるのだと、改めて気づきました。「同じ場所で、同じ時間を共にする。」映画の感想を語ると同時に、浪江や請戸の景色を思い出してもらう、そんなきっかけがシーサイドシネマを通じて生まれたのでないでしょうか?

海と日本プロジェクト inふくしまレポーター 前野

イベント名シーサイドシネマ in 請戸漁港
参加人数200人
日程2022年9月17日(土)
場所請戸漁港
主催なみえコミュニティシネマ実行委員会
協力浪江町、浪江町教育委員会
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