海沿いの町、いわき市四倉の新町で、毎年恒例の「新町歩行者天国」が開催されました。古き良き港町の雰囲気を残す町の通りに、20あまりのブースが出店したほか、ミュージシャンやパフォーマーによるパフォーマンス、さらに夜には四倉町伝統の「四倉音頭」が踊られ、1日限りでしたが港町にかつての賑わいが戻りました。
震災によって途切れてしまっていたこの歩行者天国。地元の有志たちが「ヨツクラムジカヘッズ」というチームを立ち上げ、四倉町にかつての賑わいを取り戻そうと、「四倉音頭」を軸にした地域づくりを進めてきました。昨年、復活第1回目の歩行者天国が行われたのに続き、今回は2回目になります。
この日は、天候にも恵まれ、通りには大勢の家族連れで賑わいました。四倉の名産品を味見したり、かき氷を食べたり、地域の皆さんと交流したり、浜風を感じて散歩したりと、思い思いに歩行者天国を楽しんでいました。古きよき四倉の港町の魅力、海とともにある暮らしを、多くの人に感じて頂けたのではないでしょうか。
いわき市四倉町は、いわき市北部の港町。かつては北洋サケマス船による遠洋漁業で栄えましたが、現在は、かつての賑わいとはほど遠い静かな港町になりました。しかし、海とともにあるライフスタイルは地元に根付き、若者たちがそれを軸にもう一度地域を建て直そうと立上がったのが、この新町の歩行者天国です。若い人たちの、ふるさとへの思いがどこまで実を結ぶのか、とても楽しみです。
イベント名 | 四倉新町歩行者天国 |
参加人数 | 500 |
日程 | 2016年9月11日 |
場所 | いわき市四倉町 |
主催 | ヨツクラムジカヘッズ |