おいしい福島の食を1人でも多くの方に味わってもらおうと、いわき市の水族館アクアマリンふくしまでは、海と日本プロジェクトとの共催イベント「調べラボ ふくしまの魚を食べてみよう」が開催されました。開催期間は6月16日から3日連続。それぞれ違う料理が振る舞われました。
福島第一原子力発電所の事故を受け、福島県では安全性の確認された魚種から試験的に漁を再開する「試験操業」が行われています。この日は、その試験操業の対象になっているワタリガニを使用した「カニ汁」が無料で振る舞われました。味付けに使われた味噌やネギも地元産にこだわり、水族館のシェフが調理しました。
イベント当日は海の日の連休ということで、水族館にはたくさんの家族連れが訪れ、福島の魚を使ったおいしい料理に舌鼓を打っていました。アクアマリンふくしまによれば、500食分用意した試食も数時間ですべて完食したということです。調べラボは、来月も行われます。
福島第一原子力発電所の事故で大きな被害を受けた福島の漁業ですが、事故から5年あまりが経ち、試験操業の対象魚は当然のことながら、出荷制限のかかっている魚種からも、放射性物質が検出されることは稀にになってきました。こうした地道な取り組みを地道に続ける中で、福島の魚の安全性、そして「おいしさ」が伝わっていけばと思います。
イベント名 | 調べラボ ふくしまの魚を食べてみよう試食会 |
参加人数 | 500 |
日程 | 2016年7月16日(土)〜18日(月) |
場所 | アクアマリンふくしま |
主催 | アクアマリンふくしま |