福島第一原子力発電所の事故により、福島の海にどのような影響があったのかを市民が調べる「いわき海洋調べ隊 うみラボ」の調査が、9月4日に行われました。参加者が福島第一原発前で魚を釣り、自分たちで海について調べようと言うこの取り組み。今回の調査では関西の大学生が参加するなど、活動が広がっています。
いわき海洋調べ隊うみラボは、原発事故の影響を独自に調べている市民団体。毎月1回程度、船をチャーターし、福島第一原発沖で調査を行っています。この日は、いわき市内の参加者に加え、関西大学の学生が4名参加。釣りの手ほどきをうけながら、ヒラメやアイナメといった魚を釣り上げていました。
自分たちで釣った魚だけに、調査の結果も気になるところ。後日、いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」で放射性物質を計測することになっています。うみラボの発起人である八木淳一さんは「これからも福島の海についての情報発信を続けていきたい」と話していました。今後の調査結果も、大変気になるところです。
この日の調査では、なんと20尾を超えるヒラメを釣り上げたそうです。試験操業の影響で魚の個体が増えており、前にも増して海洋資源が戻りつつある福島の海。調査の模様については、福島中央テレビのミニ番組でも紹介致します。皆さんぜひご覧下さい。
イベント名 | うみラボ 福島第一原発沖海洋調査 |
参加人数 | 20名 |
日程 | 2016年9月4日(日) |
主催 | いわき海洋調べ隊「うみラボ」 |
協力 | アクアマリンふくしま |