レポート
2019.09.06

いわき市の久之浜魚市場 震災以来8年ぶりに復活!

 

みなさんこんにちは、海と日本プロジェクト in ふくしま、専任事務局員の小松です。

いわき市北部、底引き網漁の中心港である久之浜漁港の魚市場「久之浜地方卸売市場」が、2011年の東日本大師震災以来8年ぶりに復活し、早朝のセリが行われました。8年ぶりに響く、威勢のいい声。港町復活の狼煙が上がりました。

 

常磐もの復活の狼煙、久之浜から

  1. 多種多様な魚が水揚げされる久之浜漁港
  2. この日のセリでは常磐もの筆頭のヒラメも取引されました
  3. 魚を満載した漁船が次々に帰港していました

 

震災前には、いわき市内最多の水揚げ量を誇った久之浜漁港ですが、東京電力福島第一原発から約30キロ南にあり、原発事故後は福島沖で行われる週2、3回の試験操業の拠点のひとつとして稼働するのみ。市場は再開せず、水揚げした魚は約15キロ南の別の魚市場にこれまで運んでいました。

積極的なPRの効果もあり、「常磐もの」と呼ばれる福島県いわき市産の魚の人気も上昇。流通効率を上げようと、このたび市場が再開されました。今後、市場は週4回開かれるとのこと。水揚げ直後にセリも行われるため、鮮度の高い魚たちが私たちの食卓に届くことになりそうです。

 

イベント詳細

イベント名久之浜漁港の魚市場
場所いわき市久之浜町
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