レポート
2018.06.25

「みなと」と「まち」をつなぐ食イベント「さかなのば」

 

皆さんこんにちは。海と日本プロジェクトinふくしま、専任事務局員の小松です。

いわき市小名浜では、毎月恒例の食イベント「さかなのば」が開催されました。港町の魅力を「食」で伝えようと、地元の鮮魚店の若女将や飲食店のマスターたちが毎月企画しているものです。通算開催数は17回目。昨年は、海と日本プロジェクトinふくしまのコラボイベントも開催させて頂いた企画です。

海と私たちをつなげてくれるもの、その大きな一つが「食」、つまり「魚介類」です。食べることを通じて、地元の海との距離が縮まり、実際に港や海に足が近く。そんな流れができたら理想的です。さかなのばも、そんな思いで続けられているイベントの一つ。「常磐もの」と呼ばれ、市場でも高く評価されている福島県産の魚介類が提供されています。

夏の陽気となったこの日は、たくさんの方が路上にはみ出し、思い思いに食や交流を楽しみました。県外からの来客も多く、そのうちの一人は、「改めて港町の素晴らしさを感じました。明日は沿岸をドライブしてみます」と話していました。食のイベントから海へ。少しずつですが、そんなルートが生まれているようです。

 

食べることから、海を考え直す

  1. 赤提灯がいい雰囲気を醸し出していました
  2. 路上にテーブルを出して酒と魚を楽しみます
  3. 常磐ものの魚たちを存分に味わいます

 

この日は、常磐もののヒラメの刺身、アナゴの煮付けや天ぷらなど、地元の魚をシンプルに調理した料理が並びました。原発事故から7年が経ち、福島県沖の魚介類は、出荷規制の続いている数種類を除くすべての魚が対象魚種となり、徐々に震災前の姿を取り戻しつつあります。

復興のこれまでの歩みを噛み締めつつ、海との関わりをもう一度取り戻す。その中心にはいつも「美味しさ」があります。美味しいものを食べ、そのありがたみを感じる先に、もっと近くなった海があるのではないでしょうか。

(専任事務局員・小松)

 

 

イベント詳細

イベント名さかなのば
参加人数50名
日程2018年6月24日(日)
場所さんけい魚店
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