レポート
2018.07.04

いわき名物「中之作のカツオ」が今年初水揚げ!

 

先月末の6月27日(水)、いわき市の中之作漁港に、今年初のカツオが水揚げされました。いわき市の漁港へのカツオ水揚げは、先日小名浜港(中之作から車で10分ほど)への水揚げを紹介しましたが、こちら、中之作漁港もカツオの水揚げでは確固たる歴史を持っています。水揚げに沸いた港をレポートします。

いわき市の中之作漁港。古き良き港町の風情を今に伝える小さな港町です。が、カツオの水揚げ日は特別。中之作漁港は、もともと廻船(かいせん)、つまり県外の巻き網船を回してもらい、水揚げする中心港として栄えました。前回紹介した小名浜漁港は、地元の巻き網船が水揚げしますが、こちらは県外の船が主です。

小名浜漁港と中之作漁港の2つを合わせると、その水揚げ量は全国屈指でした。しかし、近年、三陸各港や千葉県の漁港への水揚げが増えており、特に震災後は、中之作漁港へのカツオの水揚げ量はかなり減ってしまっています。それだけに、港の関係者たちは久しぶりの水揚げに喜びの表情を浮かべていました。

 

小名浜漁港と双璧をなす、カツオ水揚げの中心港

  1. この日水揚げしたのは、三重県の巻き網船でした
  2. 朝の光を浴びて輝くカツオ。刺身で頂きたいですね
  3. 久しぶりの水揚げ。選別にも力が入ります

 

立派な港も、水揚げがあってこそ輝きます。漁港の関係者は、久しぶりの水揚げとあって、笑顔で水揚げを見守り、慎重にカツオを選別していました。この光景は、まさに、港町にあるべき風景。以前のように賑わいが、少しでも戻ることを願ってやみません。

なお、これらのカツオは、地元のショッピングセンターや鮮魚店にも流通するほか、一部は地元で「藁焼きカツオ」として加工され、全国へと出荷されます。中之作のカツオを見かけたら、ぜひ一度、味わってみてください。刺身も藁焼きも、絶品です。

(専任事務局員:小松)

 

イベント詳細

イベント名中之作漁港のカツオ水揚げ
日程2018年6月27日(水)
場所いわき市中之作漁港
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