みなさんこんにちは。海プロ in ふくしま、レポーターの久保田です。
突然ですが、みなさんは「環境に配慮した取り組み」って、何かされてますか?
きっと「急にそんなこと言われても…ごみ拾いなんてなかなかヒョイっとできるようなものでもないし…」「そもそも『環境に配慮した取り組み』なんて言われても課題が大き過ぎて関わりづらい…」って思われたんじゃないかと思います。
普段通りの暮らしの中では、環境問題とか海の汚染問題なんて、なかなか考える暇もきっかけもありませんよね。
僕だって環境問題を考えるのは、ごみ出しの時と、この海プロの記事を書くときくらい…(こんなんですみません…)
しかしデータを見ると事態は深刻です。2050年には海中のプラスチックごみの量が、魚の量を上回るまでに増加するとの試算もあります。まさにディストピア。
現在でも海岸には大量のプラスチックごみが打ち上げられ、差し迫った課題となっています。
未来の世代に美しい海を残すために、私たちには何ができるのでしょうか?
まずは「消費から行動を変えていく」のはいかがでしょうか。普段の買い物でちょっとだけ環境に優しい製品を選択するのです。
きっとこの方法なら、誰でもカジュアルに、無理なく環境問題に関わることができます。
そんなわけで今回から、誰でも環境問題に気軽に関われる、サステナブルなコンセプトのもとに開発されたプロダクトをご紹介。
ここでご紹介したプロダクトを使用したり身に付けたりすることで、普段通りの生活の中にちょっとだけ海のこと、地球のことを考える時間が生まれます。
初回は”原料は海ごみ!カジュアルデザインの腕時計”をご紹介します。
消費から海洋ごみ削減に関わろう①
原料は海ごみ!カジュアルデザインの腕時計
スウェーデンの腕時計ブランド”TRIWA”から、海洋プラスチックごみのリサイクル原料を使用した腕時計、”Time for Oceans”がリリースされました。
画像を見てもわかるように、見た目はおしゃれな腕時計のよう。ですが、実はこの”Time for Oceans”は海上で収集されたプラスチックごみを原料として作られているのだそう。
海上で収集したプラスチックごみを、スイスの再生工場でビーズ状の原料に加工。この原料を使用して作られたのがこの”Time for Oceans”です。
「海洋ごみからできている」なんて言われたら、身に付けるのには抵抗感がありそうなもの。しかし画像からもおわかりの通り、そんな風にできあがったものだとは全く感じさせないデザインになっています。海に浮かぶブイをイメージした針や、波をイメージした文字盤など… 海からインスパイアされたというデザインがなんともスタイリッシュで可愛らしいく、目を引きます。
さらに、時計の肝となるムーブメントは日本製で耐水圧のものを使用し、サーフィンや海水浴なんかでも活躍してくれそうな実用性の高い設計になっているようです。
気になるお値段も15,000円(税別)と、決して安くはないですが、カジュアルに身に付けられる良心的な価格設定。
腕時計は毎日身に着け、一日に何回も見るアイテムです。そんな腕時計が海洋プラスチックごみ原料で出来たものであれば、普段の生活の折々で海の環境のことについて思い出すことができますよね。
毎日身に着ける腕時計が、海洋ごみへの意識をちょっとだけ高めてくれる。そんな「ささやかな問題提起」が私たちの行動を少しづつ変えてくれるのかもしれません。
「『消費』から海洋ゴミ削減に関わろう」第一回は「原料は海ごみ!カジュアルデザインの腕時計」でした。
僕も記事を書いていたら、誕生日プレゼントに欲しくなってきました。
みなさんも、この時計を身につけて、もっとカジュアルに海のことについて考えてみませんか?
TRIWA公式サイトはこちら
参考資料・画像出典
PR TIMES 北欧スウェーデンのウオッチブランドTRIWAより、海のプラスチックゴミを再利用して生まれた時計“Time for Oceans”が発売。
TRIWA TIME FOR OCEANS
WWF 海洋プラスチック問題について
トップ画像 Environmental Conservation Icon, getty image
イベント名 | 「消費」から海洋ゴミ削減に関わろう①〜原料は海ごみ!カジュアルデザインの腕時計〜 |