みなさんこんにちは! 海と日本プロジェクトinふくしまレポーターの前野です。10月17日(月)、福島船団の棒受け網船「第21権栄丸」が北海道沖で漁獲したさんまが、宮城県気仙沼港に水揚げされました。第21権栄丸の水揚げは、今季3回目となります。
いわき・小名浜で鮮魚出荷・水産加工を行う水産加工会社「上野台豊商店」の工場で、さんまの仕分けが行われるということで、その様子を見に行ってきました! 小名浜で長くさんまの仲卸・加工を担ってきた上野台豊商店では、どのように仕分けが行われているのでしょうか。作業の様子をレポートします。
17日の朝に気仙沼港で水揚げされたさんまは、お昼頃、陸送で小名浜にある上野台豊商店の工場にやってきました。タンク内はがっちりと氷詰めされているため、十分な鮮度が保たれています。到着後、タンク内のさんまを仕分ける機械にうつし、大きさごとに分けていきます。
小さいものは加工用に、大きいものは鮮魚出荷用に、次々と分けられていきます。上野台豊商店の代表・上野臺さんによると、今回は、昨年よりサイズが大きいさんまが多いそう! 依然として厳しい漁が続くさんまですが、嬉しい知らせが届きました。
さんまを仕分けたあとは、パッキングです。スタッフのみなさんの手によって、ものすごい速さで、発泡スチロールに並べられていくさんまたち。鮮度を保持するため、丁寧かつ素早い作業が求められます。工場には、水揚げを楽しみにしていた地元の方の姿もみられました。
私も帰宅後、さっそくさんまをいただきました! 中之作に住む知人にも声をかけたところ、ぜひ食べたい!!ということで、何人かにお裾分けをしました。シェアハウスに住む友人をはじめ、知人たちとこのおいしさを共有できることに、倍の喜びを感じました。
今回は気仙沼港での水揚げとなったさんま。タイミングによっては、日本近海にさんまの漁場ができるとのことで、小名浜港での水揚げにも期待が高まります。今や貴重となった秋の味覚の魅力を、引き続き発信していきたいと思います。
海と日本プロジェクトinふくしまレポーター:前野
イベント名 | さんまの仕分け |
日程 | 2023年10月17日(火) |
場所 | 上野台豊商店 |